音楽を聴きながら勉強することのデメリット
勉強のときに音楽を聴くことには、メリットだけでなくデメリットもあります。
音楽を聴くことに集中してしまう
音楽を聴きながら勉強するとき、自分の好きな曲を聴く人が多いと思います。好きな曲だからこそ気分も上がりますが、それだけ音楽にのめり込んでしまうことも大いにあります。
勉強をしていたはずが、気がついたら音楽を聴くことに気を取られてしまわないように注意しましょう。
五感で勉強できなくなる
九九や英単語を覚えるとき、紙に書くだけではなく、音読をして覚えた人も多いかと思います。
東北大学教授の川島隆太の著書『「音読」すれば頭がよくなる―一日二〇分!能力はここまでアップする』では、音読により脳の70%が活性化すると記されています。
紙に書きながら音読するなど、五感で勉強することは記憶に効果的です。しかし、音楽を聴くことで耳が音読に集中しにくくなるため、暗記系の勉強とは相性が悪いと言えるでしょう。
音楽がないと集中できなくなってしまう
音楽をやる気スイッチとする考えは良いことです。しかし、子供が勉強した成果を見せるのは受験や学内テストのときです。当たり前ですが受験や学内テストのときに自分の好きな音楽を流すことはできません。音楽がないと集中できない状態だと、本番で実力を発揮しにくくなってしまうでしょう。
脱線して別のことをしてしまう可能性がある
音楽のプレイリストやYouTubeなどから音楽を流すとき、その都度操作が必要です。勉強の途中で音楽が終わって携帯電話やPCを操作するとき、同時にメールやLINEを確認することがあるかもしれません。
広告やSNSなどをさわってネットサーフィンに移ってしまうという可能性も考えられます。勉強に集中し続けるためにも、以下のようなルールも重要になります。
- 長時間勉強用のプレイリストを作る
- SNSやネットは勉強中に見ない