子供が幼児まで成長すると、習い事がそろそろ気になってくるころですよね。習い事っていっても、水泳、ピアノ、習字、英語などがありますが、人気の高い習い事に「ダンス」があります。幼児の頃からダンスを習うことで、どんな能力が身につくのか紹介していきます!
もくじ
幼児向けダンスの主な種類4つ
ダンスといってもその種類はさまざま。ここでは、習い事の「ダンス」の中の4つの種類と、種類別で身につく能力の特徴やメリットについて見ていきましょう。
バレエ
女の子に人気があるダンスは、やっぱり「バレエ」です。衣装を着て踊るその姿は女の子の憧れ。バレエを習う幼児には、次のようなメリットがあります。
- 保育園・幼稚園以外の仲間ができる
- きちんと挨拶ができる
- 姿勢、スタイルがよくなる
- 筋力と柔軟性が得られる
- 協調性、辛抱強さが身につく
- 表現力が身につくことで人見知りが改善
バレエでは、ほとんどの教室で発表会やコンクールがあります。そのため、目標に向けて一緒に仲間と頑張る、ということが、子供たちにとって、一番楽しいと感じるようです。スタイルや姿勢など、体の面のメリットだけでなく、心の成長のメリットも高いということが特徴的です。
チアダンス
かわいい衣装に楽しい笑顔で踊るチアダンスは、最近では女の子に人気が高い習い事の1つとなっています。パパやママが子供のころにはまだまだ少なかったチアダンスですが、今は気軽にできる習い事となっています。
「チア」とは、誰かを応援したり勇気づけたりする競技。そのため、チアダンスを踊る時には「笑顔で人を応援し続ける」気持ちを忘れないことが大切です。この、応援し続ける精神は「チア・スピリット」と言われています。そんなチアを習う幼児には、次のようなメリットがあります。
- チア・スピリットが身につく
- 努力して達成感を味わう大切さを知る
- 基礎体力や柔軟性が身につく
- 人前でも動じない度胸がつく
- 協調性や仲間を大切にする気持ちが育つ
- リズム感や音感が身につく
チア・スピリットの精神でチアの練習をする幼児は、周りの人を笑顔にして、元気にします。そのため、チアダンスを幼児から習うことで、他人を思いやる気持ちが自然と身につきます。さらに、周囲のいろんなことに感謝ができる子供へと成長することができます。
ジャズダンス
ジャズダンスとは、意外と身近で見る機会があるダンスで、テレビやテーマパークなどでも目にすることが多いダンスです。ジャズダンスといっても、バレエの要素が強く出ているダンスから、ストリートダンスの要素が強く出るダンスもあり、「ジャズダンス」の中にもさまざまな種類があります。そんなジャスダンスを習う幼児には、次のようなメリットがあります。
- 音楽を感じたままに表現出来るようになる
- 学校以外で学年を超えて友達ができる
- 自己管理ができるようになり責任感を持てるようになる
- 趣味として長く続けていける
- 自由度が高い
- 気軽に始められる
- 衣装などかかる費用が他のダンスと比べて高くない
ジャズダンスで自己管理と責任感がつくということは、集団で舞台を作り上げていく性質上、発表会などで、自分の行動で他の人に迷惑をかけられないことを実体験で学べるからです。自然と本番に休むことがないように、体調管理に気を付けたり、集合時間を守る、また、忘れ物がないように徹底するようになります。他のダンスでも言えることですが、このような精神面での成長がジャズダンスを習う大きなメリットといえます。
ヒップホップ
ヒップホップは、よく聞くジャンルのダンスで、分かりやすく言えば、EXILEさんたちが踊っているようなアップテンポのダンスです。ヒップホップは、ジャンル名どおりHIPHOPの曲で踊るダンスで、ニューヨークの黒人たちで作られた、ダンスカルチャーの発端ともいわれています。基本的な動きは、アップダウンの動きをして曲に合わせていきます。そんなジャズダンスを習う幼児のメリットを紹介します。
- 協調性が養われる
- 他の友達に負けないライバル心が芽生える
- 意志の強さをもつようになる
- 公立中学校で必修化された「現代的なリズムのダンス」に対応できる
文部科学省の指導要領によると、中学で『現代的なリズムのダンス』が必修となりました。このダンスは、ロックやヒップホップ のリズムに乗り、全身で 自由に弾んで踊るダンスとのこと。その独特な動きを表現するためには、基礎体力や柔軟性、そしてリズム感が必要となります。そんな、中学で必修となったダンスの授業を有利にするためには、ヒップホップの動きを幼児から学ぶことがおすすめです。また、周りと合わせて踊ることで、協調性と強い意志が身につきます。