手遊びをするタイミング
普段の親子の遊びの時間に手遊びを取り入れて楽しむのはもちろんですが、手遊びを上手に用いれば、子供の気持ちや行動の切り替えに役立つこともあります。ここでは、どんな場合に手遊びが有効なのか、そのタイミングについて解説します。
子供の注意を引きたいとき
「買い物に行きたい」、「子供に話を聞いてほしい」、「寝る準備をさせたい」など、子供に言うことを聞いてもらいたいタイミングがあるでしょう。しかし、遊びに夢中になっている子供に無理やり親の言うことを聞かせようとすると、機嫌を損ねたり、ぐずり始めたりすることがあるでしょう。
そんなときに手遊びを行ってみましょう。夢中になっている遊びから、手遊びの方に興味が向けられるでしょう。ママやパパと遊ぶことでスキンシップにもなり、気持ちが落ち着いて親とのつながりを感じられるので、話を聞き入れてくれやすくなります。手遊びがこれから行うことに関わっていれば、子供の注目をそちらへスムーズに移すことができるでしょう。
子供がぐずるとき
子供がぐずるのは、空腹だったり、温度が適切でなかったり、疲れていたり、ママやパパが恋しかったりと、生理的欲求や心理的欲求があるときです。子供は自分の気持ちを上手に切り替えたり、コントロールしたりということができません。そのため、自分から泣いたりぐずるのをやめることはできず、親や保育者の手助けが必要となってきます。
そんなときに手遊びを取り入れることで、子供の気持ちを上手に切り替えてあげられます。親と一緒に楽しく遊ぶことで安心し、気持ちが落ち着きます。子供は不快感や不足感を一時的に忘れることができ、ママやパパはイライラせずに済むでしょう。ぐずりが落ち着いたところで、子供のぐずりの原因に対応してあげましょう。