友達はいないけれど……それでも幸せな子供もいる
友達と楽しそうに遊ぶほかの子供を見ていると、友達の少ない我が子は幸せだろうかと不安になってしまう親もいるでしょう。子供は友達がいなくても幸せなのでしょうか?
友達と遊ぶよりも夢中になれるものがある子も
ご紹介したとおり、中には好んで1人でいる子供もいます。そのような子供の心理について、東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野の中邑賢龍教授は以下のように記述しています。
本当に打ち込みたいものがあれば、休み時間に1人でも寂しくありません。友達といるよりは好きなことを1人で続けたいわけですから。
(引用元:ボッチな子どもはダメなのか。友達づくりに躍起になる前に考えたいこと|文春オンライン)
学校は友達同士やグループでいる子供が多い場所です。その中で自分を貫いて没頭したいことがある場合は、その分野が本当に好きなのでしょう。
集中したい事柄は、誰にでもあるものではありません。心配かもしれませんが、我が子の熱心さをポジティブに捉えてもいいでしょう。
誰かといることがかえってストレスになることも
子供の中には場の調和を重んじるあまりに、周りに気を使い過ぎてしまう子供もいます。常に気を配ることで、誰かといることがストレスになってしまうことも考えられます。
子供が1人でいることを好む場合は、無理に友達を増やそうとすることは控えましょう。
大切なことは友達の数ではなく、子供の気持ち!
子供といえばみんなでわいわい遊んでいるイメージがある人もいるでしょう。しかし子供も1人の人間です。すべての子供が集団でいることを好むわけではありません。
子供に友達がいない場合は、子供が友達を欲しがっているのかをまずは確認しましょう。子供が望む方向へ導けるよう、親にとってできる範囲で協力してあげましょう。
参考
友達がいない(少ない)子には4つのタイプがある|親力講座
ボッチな子どもはダメなのか。友達づくりに躍起になる前に考えたいこと|文春オンライン
子どもの生活と学びに関する親子調査2015-2017|ベネッセ教育総合研究所
子どもの友達付き合い、約6割が上手な一方、振り回されて困る子どもも!|ベネッセ教育情報サイト
4つのタイプごとの対応方法とは?|親力講座