お手玉遊びの歌5選
お手玉遊びに不可欠なのは歌です。古来からの遊びということもあり、お手玉遊びの歌は昔の歌が多くなっています。小さい子供でも覚えやすい歌ばかりですので、ぜひ教えてあげてください。
【数え歌】一番はじめは一の宮
『一番初めは一の宮』は明治時代後期から昭和初期にかけて、全国で歌われていた数え歌です。軍歌の「抜刀隊」のメロディーが使われており、最もポピュラーな数え歌であると言えます。歌詞には全国各地の名所が歌われていますが、年代や地域によって若干の差があるようです。
一番はじめは一の宮
二は日光東照宮(中禅寺)
三は佐倉の宗(惣五郎(讃岐の金比羅さん)佐倉の惣五郎
四は信濃の善光寺
五つ出雲の大社
六つ村々鎮守様
七つは成田の不動様
八つ八幡の八幡宮(大和の東大寺・法隆寺)
九つ高野の弘法さん(高野の高野山)
十で東京二重橋(所の氏神さん・東京泉岳寺・東京本願寺・東京招魂社)
(引用元:一番初めは一の宮|世界の民謡・童謡)
【数え歌】一かけ二かけ三かけて
『一かけ二かけ三かけて』は、メロディーは『一番初めは一の宮』とまったく同じもので、手まり歌やお手玉歌として有名な歌です。歌詞は地域によって異なりますが、若い娘が西郷隆盛のお墓参りに行くという内容は同じようです。
一かけ 二かけて 三かけて
四かけて 五かけて 橋をかけ
橋の欄干 手を腰に
はるか彼方を 眺むれば
十七八の 姉さんが
花と線香を 手に持って
もしもし姉さん どこ行くの
私は九州 鹿児島の
西郷隆盛 娘です
明治十年の 戦役に
切腹なさった 父上の
お墓詣りに 参ります
お墓の前で 手を合わせ
南無阿弥陀仏と 拝みます
お墓の前には 魂が
ふうわりふわりと ジャンケンポン
(引用元:一かけ二かけて|世界の民謡・童謡)
あんたがたどこさ
まりつきのときに歌われることの多いわらべ歌です。一人で遊ぶときのリズム取りに歌うのもOKですが、大人数で円陣を組み、『あんたがたどこさ』の最後の「さ」の部分で一斉に隣にお手玉を投げてキャッチするというような遊び方もできます。
ウサギとカメ
『もしもしかめよ』のフレーズで有名な歌です。この曲に合わせて遊ぶお手玉は、餅つきごっこです。
- 2人で向かい合って立ち左手にお手玉を乗せる
- 歌に合わせて餅をつくように相手のお手玉をちょんと触る
- タイミングを見計らって相手のお手玉を取る
- 取られたら負け
誰もが知っている歌なので、老若男女問わず楽しむことができます。
げんこつ山のたぬきさん
『げんこつ山のたぬきさん』のリズムはゆり玉にピッタリです。ゆり玉の動作を歌の最後まで続けることができるかを競うことが多くあります。
2拍ずつリズムを取り、2拍目のタイミングでお手玉を投げます。自分で歌いながらゆり玉を行うのは、少々難しいので、最後までできるかどうかチャレンジしてみるのも楽しいものです。