デメリット1:かえって遠方の学校に通うことも
一方、デメリットとして挙げられるのは、遠方に進学する可能性もあるということです。希望どおりの学校に進学できなければ、通学に時間のかかる学校を選ばないといけないかもしれません。かえって、交通量の多い道路で通う必要があったり、治安の悪い場所を避けて遠回りしないといけなくなることも考えられます。子供の安全面や時間管理を考えると遠方の学校に進学するのはデメリットになります。
デメリット2:希望の学校に通えない可能性
学校選択制では、親の意見を聞き、それを踏まえて市区町村の教育委員会が子供の進学する学校を指定します。そのため、前述のとおり、必ずしも希望の学校に入れるとは限りません。仲の良かった友達や兄弟姉妹と同じ学校に進学したくても、別々になってしまうかもしれません。また、学校の定員を超えれば、抽選になってしまう可能性もあります。
多感な時期の子供が学校を選ぶ理由は多岐に渡ります。「入りたい部活動がある」「受験に強い」「教えるのがうまい先生がいる」「仲の良い友達が進学する」などの理由を踏まえて子供にとってプラスになる学校を慎重に選びましょう。
終わりに
地域によって学校選択制があるかどうかが分かれます。また、学校選択をすることによって得られるメリットやデメリットも考えた上で学校を選択しましょう。抽選で子供が行きたくない学校に通うという可能性もあるかもしれません。そのため、地域の人気校や特色をしっかりと調べ、子供の希望を聞いた上で志望を出しましょう。
参考
資料4 学校選択制に関する主な意見等の整理|文部科学省
1.学校選択制|文部科学省
学校選択制とは?学区制との違いやメリットデメリット|All About
学区制度と学校選択制のメリット・デメリット|家造net
「公立の学校でも行きたい学校を選べる!」学校選択制とは メリット・デメリットはあるの?|ガッコム