手作りおもちゃで遊ぶメリット
手作りすることで楽しさが倍増する
子供は遊びをとおして、楽しいと思う気持ちや他人との関わり方など、生きていく上で大切なことを学びます。遊びは子供の心の成長に欠かせない重要なものだと言えるでしょう。
その遊びの中でも「おもちゃで遊ぶこと」は、子供の創造性をかき立てる、とても大切な遊び方の1つです。そのおもちゃを手作りすることは「自分で遊びを作り出す」という新たなエネルギーを生み出します。
自分で1から作ったおもちゃで遊んで楽しかった、という経験は子供が遊びを楽しいと思う気持ちを倍増させることでしょう。
また、自分でおもちゃを手作りすることで、「物を大切にする」ということも学ぶことができます。小さい子供は感情のコントロールができず、勢いでおもちゃを壊してしまうことがありますが、自分で作ったおもちゃは他のおもちゃに比べて愛着があるため、大切に扱うようになります。
物を大切にする気持ちを学ぶと、ほかのおもちゃも同様に大切に扱うようになります。このように、子供がおもちゃを手作りすることによって得られることは多く、子供の成長に欠かせないものだと言えるでしょう。
参考
おもちゃと子どもの発達
手を使うことで脳の活性化につながる
おもちゃを手作りするときは必ず手を使いますが、手を使うことは脳の活性化につながります。手を使って何かをするときは、手のセンサーを使って1度にいろいろな情報を受け取り、その情報を脳で処理しながら進めます。
つまり、手と脳は二人三脚で作業をするため、手を使うことは脳を活性化させることにつながるのです。しかも、手のセンサーは片手に約2万個存在し、これは体中の皮膚の中でも最も多いと言われています。
そのため、手を使って手作りをするだけで、脳を活性化させることにもつながっているのです。手作り以外にも、折り紙やあやとりといった手をたくさん使う遊びも脳に良い影響を与えると言われています。
参考
おもちゃと子どもの発達
創造力が養われる
おもちゃを手作りするときには、完成したおもちゃの姿をイメージして進めます。また、完成イメージに近づけるために、指先をどのように動かして作業しようか、何色で塗ったらイメージ通りに仕上がるか、といったようにさまざまなことを考えます。
このような一連の作業をとおして、子供の創造力は大いに養われます。また、楽しみながらおもちゃ作りができることで、ほかにもいろいろなものを手作りしてみようという意欲が生まれ、繰り返し手作りすることで創造力を十分に養うことにもつながるでしょう。
親子でコミュニケーションをとるきっかけになる
おもちゃを手作りするときに親子で行えば、子供とコミュニケーションを取るきっかけになります。おもちゃ作りをとおして、親が子供にやり方を教えてあげたり、サポートしてあげたりすることは子供とたくさん会話することにつながります。
まだ会話ができない年齢の子供の場合でも、親と一緒におもちゃを作ったという経験は子供にとってかけがえのない思い出となり、同時に成功体験になるでしょう。
また、うまく作ることができて親に褒めてもらった、作ることが楽しかった、という経験をとおして、ほかのことに対しても好奇心を持つようになるかもしれません。
おもちゃ作りは、日ごろ子供と一緒に遊ぶ時間がなかなか取れないというパパやママにもおすすめです。ぜひ親子で手作りおもちゃを作ってコミュニケーションを取りましょう。
終わりに
ここでは、双六の作り方から手作りをするメリットまでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 子供と遊ぶきっかけ作りにもなるので、双六作りに親子でチャレンジしてみてください。また、双六以外にも手作りをして楽しめるおもちゃはたくさんあります。子供の年齢や興味に合わせていろいろと作ってみましょう。色を塗ったり組み立てたりする作業は大人でも楽しめます。
参考
親子で楽しく!すごろくを手作りして遊ぼう|Chiik!
お正月遊びにもオススメ!【簡単工作】手作り「すごろく」と牛乳パックで作る「サイコロ」|ほいくらいふ
第三章 おもちゃと子どもの発達|CRN RESEARCH NET