子供の歯磨きの重要性は、どんな親でも認識していることです。歯の生え始めから乳歯、永久歯への生えかわり時期など、子供の歯は短い間に大きな変化を遂げます。その過程でも歯磨きの重要性は変わらず、できれば自分できちんと磨けるようになるまで、仕上げ磨きをしてあげたいところです。ただし中には歯磨きを嫌がり、磨き残しなどお口のトラブルを作ってしまう子供も少なくありません。
子供が歯磨きを嫌がるのには、何らかの理由があります。その理由を知り、対処法を実践することで納得のいく歯磨きができるようになるのです。今回は、歯磨きを嫌がる子供の理由と、きちんとした仕上げ磨きができるようになる対処法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
もくじ
十分な歯磨きができない理由は子供が嫌がること
ウィステリア製薬株式会社が行った「子供の歯磨きに関する調査」によると、
- 子供の歯磨きの重要性を考えている親は97.7%
- 十分な歯磨きができていないと感じている親は88.3%
- 十分な歯磨きができていないのは子供が嫌がることが理由と挙げている親は73.7%
という結果が報告されています。歯磨きの重要性を認識しながらも、子供が嫌がることで歯磨きがうまくできていない家庭が非常に多い現状が浮き彫りとなっています。
子供の歯磨きの実態
子供の歯磨きの回数で最も回答が多かったのは1日1回、1回あたりの時間は1分以上2分未満が最多という結果も報告されています。保育園や幼稚園、学校に通うようになると親が仕上げ磨きができる回数は必然的に減少します。
学校や保育園、幼稚園では昼食後の歯磨きの指導をしていますが、十分に磨けている可能性は低く、子供の自主性に任せている部分が大きくなります。子供に十分な歯磨きをさせるには、朝ごはんの後や就寝前など、要所要所で親の介入が必要になるといえるでしょう。