福笑いの由来とは?おかめひょっとこの意味・遊び方・ルールもご紹介

福笑いの由来とは?おかめひょっとこの意味・遊び方・ルールもご紹介

皆様は最後に福笑いをしたのはいつでしょうか?子供のころに誰しもがやったことがあるであろう、福笑い。年を重ねるごとに、また時代の変化とともに気づけば福笑いに触れる機会は少なくなっていると思います。今では、テレビゲームやスマートフォンの普及により一層福笑いをやる機会はなくなってきていると思います。

そもそも福笑いについてどのようなものか調べたことがあるでしょうか。多くの人が、福笑いは「ただ顔のパーツを並べる」ぐらいの知識しかないのかもしれません。お正月の遊びとして、みなさん強いイメージを持っている福笑いとはいったい何なのでしょうか。そこで今回は改めて福笑いとはどういうものかというのをご紹介させていただきます。

1.福笑いの由来・意味とは?

1-1.福笑いとは

福笑いとは、お正月の遊びの1つで、おかめやひょっとこの顔の輪郭を描いた上に目や鼻口、眉といったパーツを散らしていきます。目隠しをした人がそれぞれを自分が正しいと思う位置に置いていき、でき上がった顔のおかしさをみんなで楽しむゲームとなっています。

実際にお正月の遊びとして定着したのは、明治時代(1868年〜1912年)と言われていますが、今のところ期限や由来というものは、はっきりしていません。福笑いはみんなが集まって実際にできた顔を大笑いするというものなのでコミュニケーションの一環として定着したのかもしれません。

参考
福笑いの由来と意味とは?遊び方を知って楽しくお正月を過ごそう|ビヨンド(Beyond)

1-2.「笑う門には福来たる」

福笑いは、起源やその詳細は明らかになっておらず、どのような目的で始まったかも分かっていません。実際に分かっていることはただお正月にやるということだけです。しかし、でき上がったその顔の表情を見て、全員で笑い合うことから、ことわざの「笑う門には福来たる」のように新年の福を祈願したのではないかと推測されます。

「笑う門には福来たる」の「門」には、家や家族という意味があります。ですので、いつもみんなで笑っている人の家には自然と幸福が訪れるという意味のことわざになります。
「笑い」の効果はさまざまな研究で確かめられてきています、心から笑うことにより免疫機能が高まるという研究報告があります。また笑顔を意識的に作るだけで多くのポジティブな情報を受け取りやすくなるということも研究により、分かっています。意識的に笑顔を作った場合とあえて厳しい表情をした場合とで楽しさの感じ方が変わってくるという研究結果も出ています。

会話をしている中で笑顔になると相手の表情も和らいでくるという経験は誰しもがあるでしょう。また反対に不愉快そうな表情で話をすると相手も同じような不愉快な表情になります。つまり、自分の表情や態度は相手にも移っていくものだと言えます。ここから考えると、福笑いは私たちの生活の知恵の中から生まれたものだと言えるでしょう。

参考
福笑い|日本文化いろは事典
福笑い 元気になる生活の知恵|日本経済新聞

1-3.どうして「おかめ」と「ひょっとこ」なの?

では、福笑いの顔のモチーフとして使われるのはどうして、「おかめ」と「ひょっとこ」が多いのでしょうか。

おかめは「お亀」「阿亀」と書くこともあり、「お多福」や「お福」など多くの呼び方がされています。また、「おかめ」は福を招く神様として知られ、「ひょっとこ」は火を守る神様として昔から家庭を守る神様だと言われているぐらい、生活になじみ深い神様だったからということが考えられます。

また、神楽(かぐら、神様に奉納するために行う舞や歌)で使われることも多くありました。道化役として男性、女性の対として用いられることも多くあり、福をもたらす縁起物だからと言われています。

2.福笑いの遊び方

2-1.準備するもの

では、実際に、福笑いで遊ぶ際には何が必要となるのでしょうか。福笑いで遊ぶ際に準備するものは大きく分けて3つあります。まず1つ目が、おかめやひょっとこなどの顔の輪郭を書いた紙。この紙は少し大きめの画用紙などがいいでしょう。

2つ目がおかめやひょっとこなどの顔のパーツ(目、口、鼻、眉など)。そして最後の3つ目が、目隠し用の布です。布に関しては必須ではなく、他の目が隠れるものであれば何でもいいですし、目を瞑ることでも対応可能です。特に用意するにあたり、あまり高価なものもなく簡単に手に入るものばかりなので、すぐに準備をして遊ぶことができるでしょう。

参考
福笑いの由来と意味とは?遊び方のルール?どうしておかめとひょっとこなの?|日本文化研究ブログ

2-2.遊ぶ手順

ここではあらためて福笑いの遊び方について説明します。

  1. まず、顔(おかめやひょっとこ)の輪郭が書かれた紙を広げます。
  2. 1人がその広げられた紙の前にタオルで目隠しをして座ります。
  3. 切り抜かれた、目、口、鼻、眉などのパーツを目隠しをした人は顔の上に並べていきます。その際に周囲にいる人が目はどこだったり口はどこだったりというのを誘導してもいいでしょう。
  4. そして、切り抜かれたパーツすべてを顔の上に並べるたら、目隠しをとります。
  5. 多くの場合、その出来上がった顔はユニークで笑われずにはいられなく、それを皆で笑い合います。
  6. 実際に遊ぶ人1人1人ででき上がる顔が違うのでみんなで楽しむことができるでしょう。

ここではあくまで遊び方を一例として紹介させていただきましたが、例えばパーツが大きく少ないものから最初は初めて、徐々にパーツを増やすなどして複雑にしていっても面白くなりますし、これといった確定的なルールがあるわけではなく、遊び方は自由です。みなさんそれぞれのルールで楽しむことが一番いいでしょう。

また一般的には、おかめやひょっとこの顔を使うのが一番多いですが、最近では家族が写った写真などを、福笑いにして楽しむこともできるそうです。プリンターなどを使い、コピーして、作ることによって自分の中の親しい人達の面白おかしい顔を作ることができ、さらに盛り上がることでしょう。

参考
福笑いの遊び方〜ゲラゲラ笑って楽しむ正月あそび〜|キッズウェブジャパン

3.福笑いはどこで手に入る?

3.福笑いはどこで手に入る?
では、福笑いはどこで手に入るのでしょうか。福笑いの入手方法として大きく2つあります。

1つ目が自分で作ること。シンプルに、おかめやひょっとこで作ることもあれば、アニメや漫画などの人気のキャラクターで作ったり、何かの顔であれば作れるというとても自由度が高く、制作することができます。

2つ目が完成品を購入することです。昔は実際にお店に足を運ばなければ手に入りませんでしたが、今ではネットを使って便利に買うことも可能です。完成品を買ってきてすぐにみんなで楽しむこともいいですし、家族や友人と一緒に作ることでその作る過程から楽しんで、実際にやっていくのも一つの楽しみなのかもしれません。

4.まとめ

福笑いとは今でこそ、テレビゲームなどに取って代わられることが多く、昔に比べてやる人は少なくなっているのかもしれません。しかし、その語源は笑顔になることで、みんなが幸せになるというように、笑うからこそ、幸福を呼ぶというとても素敵なものであり、特に勝ち負けもなく、みんなで盛り上がれるゲームです。

あらためてご家族や仲の良いご友人とテレビゲームなどは置いておいてみんなで遊び、みんなで笑顔になってみてはいかがでしょうか。

この記事をかいた人

cocoiro編集部

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