中学生になると、部活動を始める、スマートフォンを持つなど、小学校のころと比べるとお金の使い方に変化が生まれます。お小遣いをどのように渡すのか、相場はいくらくらいかなど、親として悩む機会が増えてくるのではないでしょうか? 今回は、中学生のお小遣い事情について、さまざまな観点からご紹介します!
もくじ
中学生のお小遣いの平均金額・相場はいくら?
中学生のお小遣いの平均金額について、「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、中学生のひと月のお小遣いの平均金額は「2,536円」となっています。
中学生のお小遣い金額相場については、株式会社ドゥ・ハウスが中学生113人に実施した「子供のお小遣いに関する調査」によると、中学生のお小遣いの金額は以下のようになっています。
金額 | 割合 |
---|---|
100円未満 | 0.9% |
100円〜500円未満 | 4.4% |
500円〜1,000円未満 | 10.6% |
1,000円〜2,000円未満 | 37.2% |
2,000円〜3,000円未満 | 23.0% |
3,000円〜5,000円未満 | 21.2% |
5,000円〜7,000円未満 | 1.8% |
7,000円〜10,000円未満 | 0% |
その他 | 0.9% |
(参照元:「子どものお小遣い」に関する調査結果|株式会社ドゥ・ハウス)
中学生のお小遣い金額で最も多かったのは37.2%の1,000~2,000円、続いて2,000~3,000円が23%、3,000円〜5,000円が21.2%となっています。
この結果から、全体の8割近くを占める1,000~5,000円くらいが中学生のお小遣い相場と言えそうです。
また、お小遣いの金額の決め方は、子供と話し合って決めたという人が55.7%となっています。家庭内のことなので子供が小さいころのようにママ友同士の会話や周囲の状況などから判断するのではなく、家庭ごとのルールを決めて渡していることが分かります。
中学生のお小遣い事情
株式会社ドゥ・ハウスが実施した「子供のお小遣いに関する調査結果」では、小中学生の子供を持つ親を対象にした、お小遣いに関する興味深いアンケート結果が報告されています。
中学生でお小遣いをあげている親は、全体の68.7%と約7割の人がお小遣いをあげていることが分かりました。部活動など、小学生のころとは子供の行動パターンも変化し、お小遣いをあげる家庭が多くなるといえます。
反対にお小遣いをあげていない親は29.3%と3割いました。必要なものは親が購入しているというケースです。
部活動や習い事、生活環境などによって、各家庭で最適な方法を見つけているのでしょう。
中学生のお小遣いのあげ方
中学生のお小遣いのあげ方は、月々いくらという定額制と必要なときに渡すという都度制の2種類に分かれます。
定額制は47.8%、都度制は41.4%となっており、月々いくらという金額を決めて、渡している親が多いことが分かりました。中には定額制でありながら何か必要なときには都度渡すという家庭も10.8%あり、柔軟に対応しているケースもあります。どちらのあげ方を選択するのかは、各家庭で話し合う必要がありそうです。
中学生のお小遣いの使い道
中学生になると、子供のお小遣いの使い道も多様化します。
- ジュースやお菓子などの飲食代
- 友達と出かけるときの交通費
- 漫画などの書籍代
- ゲームの代金
- 友達への誕生日プレゼント
などに使われているという結果が出ています。小学校のころにはあまりなかった友達がらみの使い道が増え、かなりのウェイトを占めるようになっています。