子供が小学生になったときに考える必要が出てくるのは、お小遣いをあげるかどうかという問題です。いくらあげればいいのか、どんな方法であげればいいのかは、各家庭で話し合う必要があります。そこで今回は小学生のお小遣いについての実態と、お小遣いのあげ方のポイントについてご紹介します。
もくじ
小学生のお小遣いの平均金額・相場はいくら?
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]平成30年調査結果」によると、小学生のお小遣いの平均金額は以下のような結果となっています。
学年 | 金額 |
---|---|
小学校1,2年生 | 699円 |
小学校3,4年生 | 980円 |
小学校5,6年生 | 1,220円 |
(参照元:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成30年調査結果)
また別の調査で、「小中学生のおこづかいに関する意識調査」によると、定期的にお小遣いをもらっている小学生のお小遣いの平均金額は以下のような結果となっています。
学年 | 金額 |
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小学校低学年(3年生以下) | 1,128円 |
小学校高学年(4年生以上) | 1,633円 |
(参照元:小中学生のおこづかいに関する意識調査)
この結果から、小学生のお小遣い相場としては、
- 小学校低学年:500円〜1,000円
- 小学校高学年:1,000円〜1,500円
くらいが相場と言えそうです。
また、小学生の間は金額を変更しないという家庭が全体の6割を占めており、小学生の間は固定でお小遣いをあげると考える家庭が多いことがわかります。お小遣いを上げるタイミングとしては、中学校進学のタイミングが一般的です。
小学生のお小遣いの実態
小学生にお小遣いをあげるとき、周囲はどんな状況なのかはとても気になるところです。ここでは株式会社バンダイの実施した「小中学生のおこづかいに関する意識調査」を参考に、小学生のお小遣いの実態を3つご紹介します。
お小遣いもらっている? もらっていない?
株式会社バンダイの実施した「小中学生のおこづかいに関する意識調査」では、小学生の34.2%が定期的にお小遣いをもらっているという結果が出ています。また定期的ではないお小遣いも含めると、小学生では70.0%がお小遣いをもらっています。定期的にお小遣いをもらう相手は、親のみが77.8%と圧倒的に多く、祖父母のみは9.6%、親と祖父母は16.1%となっています。この結果から、小学生になると、何らかの形でお小遣いをあげる家庭が多いことが分かります。
小学生はお小遣いを何に使っている?
小学生のお小遣いの使い道で最も多いのが、お菓子やジュースなどの飲食物です。男女ともに半数以上の子供が飲食物にお小遣いを利用しています。使い道で意外と多いのは貯金。男女ともに3割の子供が、もらったお小遣いを貯金しているという結果が出ています。小学生の場合はもらう金額が少ないため、自分のほしいものを買うために貯めているという計画的な一面も見られます。学用品や服などの必需品は親が購入し、子供が独自にほしいと思うものにお金を使うという家庭が多いようです。