求心力がある人の特徴と高めるために親ができることは?

求心力がある人の特徴と高めるために親ができることは?

クラスに必ず1人はいる、クラスメイトを惹きつける魅力を持った人気者。子供たちの中には、「いつも友達に囲まれている人気者の子」「学級委員やリーダーをよく行う子」のような、自然とクラスや友達の中心にいて、物事を進めていくのが得意な子供がいます。そんな子供たちが持ってるのが周囲の人々を惹きつけて止まない力が「求心力」と呼ばれるものです。

クラスで一番の人気者にならなくても、周囲の人を巻き込みながら何か物事を進める必要がある場面は、学校生活や社会生活の中でどんな人にも訪れます。自分の意思にかかわらず、何かのリーダーや推進者にならなければいけない場面も少なくはないでしょう。そのような場面で役にたつ能力の一つが「求心力」です。

では、子供が求心力を養うためには、親御さんができることはどんなことがあるでしょうか。子供が学校生活や社会生活で消極的にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。

今回は、求心力の高い人の特徴を挙げながら、子供の求心力を高めるために日頃から気をつけると良いポイントをご紹介していきます。

求心力とは

「求心力」という言葉を聞いたことがありますか?
「求心力」とは、周囲の人々を惹きつけて、その人を中心に行動を起こしていくことのできる力を意味しています。

求心力はリーダーに求められる資質の一つとして挙げられることがありますが、リーダーでなければ必要がないという力でもありません。リーダーでなくても周囲の友達や同僚に協力をお願いしなければいけない場面はありますし、誰かとともに何かを成し遂げたいと思ったときに「求心力」は、その実現を後押ししてくれる大きな要因になってきます。

そして、求心力のある人たちが持っている特徴の多くは、私たちが周囲の人々と接し、関係を築くために欠かせない基本的なことがほとんどです。

求心力の高い人の特徴

それでは、求心力の高い人にはどのような特徴があるのでしょうか。求心力がある人に見られる4つの主な特徴を見ていきましょう。

感謝することができる

求心力の高い人に見られる特徴のひとつ目が「感謝することができる」であるということに、そんなことは求心力が高くなくても当たり前だと思う方もいるのではないでしょうか。では、今日1日を通して、あなたが何回感謝の気持ちを持つことができ、何回感謝を伝えることができたか考えてみてください。また、あなたは自分以外の誰かからどんな感謝を伝えられたでしょうか。

こうして実際に振り返ってみると、感謝を伝えることは当たり前だと思いつつも、なかなか感謝を伝えられていないという方も少なくないと思います。私たちは生活する中で、はじめは感謝をしていたことにも、それをしてもらうことが当たり前のように感じ、感謝を伝えることをいつしか疎かにしてしまっていることがあります。

では、1日の中で「ご飯を作ってくれてありがとう」「子供のお迎えに行ってくれてありがとう」など、些細なことにも感謝を伝えられたら、それだけでも気持ちの良い気分になりませんか? そして、感謝を伝えてくれる相手に対して、決してネガティブな印象は持たないはずです。感謝を伝えることは互いに心地よい関係を築くための基本であり、ポジティブな人間関係のないところには人は集まってきません。だから、求心力のある人たちは、意識的、無意識的に関わらず、他の人よりも些細なことにもきちんと感謝を伝えることができていると言えます。

きちんと周囲の意見を聞くことができる

「きちんと周囲の意見を聞くことができる」というのも当たり前のように感じると思いますが、求心力の高い人の特徴の一つです。

人が集まったり、一緒に何かを行うとき、必ずしも全員の意見が一致するということはありません。
自分の立場から見た意見だけを主張したり、周囲の意見を全く聞かずに物事を決めてしまうような人を、あなたは信頼することができるでしょうか。それは、とても難しいことだと思います。

自分の思い通りに物事を進めたくなってしまったり、自分の意見ばかりを通したくなってしまうばかりに、周囲の意見を聞けない人もいるでしょう。例えば、「放課後に公園で遊ぶという場面で、遊ぶ仲間の中には野球をしたい人もいるのに、一人で一方的にサッカーをすると決めてしまう」ということが子供たちの中にもあるでしょう。このような場合には、自分のことばかりで相手の立場になって考えることができなくなってしまい、次第に周囲の友達と心の距離が離れて行ってしまう可能性があります。

しかし、きちんと相手の意見を聞くことができれば、「今日はサッカーをしよう。そして、明日は野球をしよう」など、最終的に今はサッカーという遊びを選択したとしても、相手の立場や気持ちを想いやった判断ができるのです。

また、日常的な会話をする場面ではきちんと相手の意見を聞くことができる人でも、何か意思決定をしなければいけない、今進めなければいけないことに期限がある、など、日常とは少し違った場面においては、強い責任感や緊張、不安や焦りなどを感じ、きちんと周囲の意見を聞けなくなってしまうこともあります。リーダーや物事の推進者としての求心力を発揮できる人は、このような場面においても周囲の意見をしっかりと聞くことができていると言えます。

素直に間違いを認めることができる

次に求心力の高い人に見られる特徴として「素直に間違いを認めることができる」というものがあります。
誰でも間違いをしてしまうことがあるのは頭ではわかっていても、いざ自分が間違いをしてしまった時に、素直にそれを認めて、修正することは大人にとっても簡単ではありません。また、間違いに限らず、自分の失敗や弱い部分を人に見せるのは、恥ずかしくもあり、難しいことだと想います。

しかし、周囲から指摘された間違いや失敗を隠してしまったり、否定し続けてしまう人に対して、周りの人はどのような印象を持つでしょうか。自分の間違いを認め、素直に周囲に助けを求めたり、改善しようとする人の方がポジティブな印象を持つのではないでしょうか。

失敗や間違いを認めることの難しさは誰しもが感じていることであるからこそ、それを認められる人に対しては、信頼や安心感を感じることができると思います。そして、そういう人がもし協力や助けを求めた時には、積極的に助けてあげたいと思うものです。

人との信頼関係を一時的なもので築くことは容易ではありません。こうした誠実さを感じられる小さな出来事の積み重ねにより、信頼や安心感を与えることができ、求心力へとつながっていきます。

積極的に行動することができる

4つ目の特徴は「積極的に行動することができる」です。

周囲の人があまりやりたがらないことを率先して行ってくれる姿やみんなで何かをやるときに一番目に動いてくれる姿は、とても頼もしく、周囲の信頼を得やすくなります。また、積極的に行動に移すことができる人は、自分の話したことをきちんと行動に移すことができ、行動と言動が一致している人に対しては信頼感を持つことができます。

また、積極的に話しかけることができれば、より多くの人とコミュニケーションをとることができ、相手の立場や考えを知ることができるようになります。多くの人の意見の聞き、その立場に立って物事を考えることができるということは、選択肢が増えてしまい決断を難しくしてしまうこともありますが、より多くの選択肢を検討した上で、周囲の人も納得感を持てる最もよいと思う方向性を導き出すことができます。自分の希望と異なっていても、結論に納得感があれば、その人への信頼感はなくなることはなく、求心力が高まっていくと言えるでしょう。

求心力があることで子供が将来得られるメリット

求心力があることで得られるメリット
では、求心力があると具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

早期に問題を発見できる

物事に取り掛かる際、自分1人では気づけなかった問題点も大勢の人が集まることで、プロジェクトが進む前に発見することができます。また、問題を早く発見できることによって、作業を進めていくときに生じた失敗も最小限におさえることができるのです。

成功体験を多く積める

人よりも多くの成功体験を積むことができます。いつも消極的でマイナス思考な人よりも、はじめてのことに対しても「できます!」と積極的な人に仕事をお願いしたい、大切な業務を任せたいと思ってもらえるものです。

人望が厚い

勉強ができて頭がいい、スポーツ万能、顔がかっこいい・かわいいというわけではないのに、なぜか人を惹きつけてしまう。求心力の高い人は、性別や年齢に関係なく同性からも異性からも好かれるため、多くの人から頼りにされるのです。

ビジネスチャンスや成長機会に恵まれる

自分のお給料ではとても行けないような高級料理のお店に連れ行ってもらえたり、休日に幹部のみの接待ゴルフに誘ってもらえたり、普段は関われない人との接点が生まれます。そのため、新規ビジネスのチャンスにも恵まれやすいのです。

子供の求心力を高めるために親ができること

求心力を高めるためには、日頃から意識的にトレーニングをしていく必要があります。

感謝の気持ちを忘れない

高い棚の上にあるおもちゃをとってもらった、友達が床に落ちた消しゴムを拾ってくれた、友達が自分のおもちゃを貸してくれた……。たとえどんな小さなことでも「ありがとう」という感謝の気持ちは、必ず相手に伝えましょう。「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。いい人でいる努力をすることが大切です。

他人視点で物事を考える

あなたの子供が友達と喧嘩をしたとします。ただ闇雲に子供を叱ったりなだめたりするのではなく、「あなたが◯◯ちゃんの立場だったらどう思う?」「どうする?」と聞くようにしましょう。この問いかけによって、常に相手の立場に立って考えるクセが身につくのです。

目標を立てる

「毎日20時には必ず寝て5時に起きる」「毎日書き取りを1ページやる」「家に帰ったら必ず手洗いうがいをする」といった目標を立てましょう。どんな小さな目標でも構いません。目標をやり遂げたという達成感を積み重ねることで、子供の成功体験や大きな自信につながるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 子供の求心力をトレーニングするためには、人に何かをしてもらったら必ず感謝の気持ちを伝える、友達と喧嘩をしたら「自分が相手の立場ならどうするか」を考えさせる、というように、当たり前のことを当たり前にしない心がけが大切です。

参考
【求心力を身につける方法】チームリーダーが組織の成果を2倍以上に引き上げるテクニック|U-NOTE [ユーノート]
リーダーの資質がない上司が持つ10の特徴 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
求心力の意味と正しい使い方は?身につける方法とある人の特徴を解説!|カードローン審査相談所
基礎知識

なぜ皆あのリーダーに付いていくのか?真のリーダーだけが持つ求心力の秘密。|仁の「学校では教えてくれない人間関係の秘密。」

この記事をかいた人

cocoiro編集部

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