国語は全教科につながる大事な能力の1つですが、国語が苦手なときはどうしたら国語力を伸ばすことができるのでしょうか。当記事では、国語が苦手になる原因や国語力を伸ばすために親ができる教育法について紹介します。
もくじ
国語が苦手になる原因
ここでは、子供が国語に苦手意識を持ってしまう原因についてご紹介します。
読解力不足
「国語が苦手」といっても、その原因はさまざまです。しかし、家で勉強している内容が音読や漢字の読み書き、言葉の意味調べのみでは国語力に必要な「読解力」が身につきません。
どれだけ漢字を練習しても、文章を読み解く力は読む練習をすることでしか習得できません。読解力不足が国語を苦手とさせてしまっている可能性があります。
読書量が少ない
普段からあまり本を読む習慣がない子供は、文章全般の意味を理解することが難しく、論理的思考が養われない傾向にあると言います。読書量が少ないと国語への興味も薄くなり、その結果、国語のテストで良い結果が得られず、国語が苦手と感じてしまいます。
勉強の方法が分からない
「国語ってどうやって勉強するの?」と悩む子供も少なくありません。漢字ドリルだけでは国語力を高めることは十分でなく、かといって本を読むことには抵抗があると感じる子もいるでしょう。
前述のとおり、国語力に必要な語彙力と論理的思考の両方を高める勉強法を実践する必要があります。
国語の苦手を克服する方法
それでは次に、国語の教育法についてご紹介します。親子で国語を一緒に学ぶイメージを持つことで、子供の国語力アップにつながります。
読み聞かせをする
子供が小学校低学年の場合、まだ語彙が少ないため、文章に慣れておらず、教科書を読み進めることに苦手意識を持っているかもしれません。そんなときは、まずは言葉に慣れさせるために、寝る前に本を読むなど「読み聞かせ」をしてみましょう。
絵本の読み聞かせは子供が文字に触れる最初のステップです。読み聞かせを続けることで、文字や文章に慣れさせ、国語力をアップさせる基礎作りへとつなげていきましょう。
一言日記や親子日記を始めてみる
子供が小さいうちは、文章を書く機会がほとんどありません。漢字を覚えることも語彙力アップの1つですが、一言日記や親子日記を通して文字を書く時間を子供に与えるのも、国語力を高めることにつながります。文章を書くことで文字に慣れさせ、さらに表現力を身につけることにもつながります。
作文や読書感想文が苦手という子供には、まずは少しずつ文字を書く時間を作ってみるようにしましょう。
親子のコミュニケーションを増やす
絵本を親子で一緒に読んでみたり、親子日記などで子供とのコミュニケーションを図ることは、子供が自分の考えや意見を人に伝える「表現力」を養うことにもつながります。
論理的思考を使って考える力や、文章を使って伝える力は、親子のコミュニケーションを増やすことで、ますます向上することになるでしょう。