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親子でのふれあい遊びで得られる効果とは?
ふれあうことで医学的に効果があることはわかりましたが、ほかにも効果はまだまだあります。ふれあい遊びで得られる効果について解説します。
他者に対する信頼感を育む
前述のタッチケアでも紹介したとおり、子供は親とふれあう機会を持つことで安心感を持ちます。親子で行うふれあい遊びは、最も身近な他者である親に心を開き、信頼をするようになるための原体験と言えます。
大好きな親と肌と肌をふれあわせたり、だっこしてほしいと思ったときにだっこしてもらえた安心感や幸福感は、大人になってからでは取り戻すことはできません。子供のころにふれあい遊びをたくさんすることで、他者を信頼する気持ちを育んであげてください。
子供の心の状態を安定させる
ふれあい遊びを親子で行うことで、ストレスホルモンを減少させます。ふれあい遊びを行う中で「上手にできたね」と声をかけられたり、最後まで話を聞いてもらえることで、「受け入れてもらっている」という気持ちになるためです。
子供は1番身近な他者である親に見守られたい・認められたいと思っています。これは初期段階の「承認欲求」であり、本能的なものです。子供とふれあい遊びを行ってコミュニケーションを取ることで、子供が自分を好きになり、自分を肯定する気持ちを持つことにもつながってきます。
ふれあい遊びの効果は子供以外にもある
ふれあい遊びは子供以外にも効果があります。2008年に母性衛生に掲載された「新生児期のタッチケアが母親の対児感情に及ぼす要因」の論文によれば、タッチケアを産後の妊婦に実施したところ、母親の子供に対する接近感情が有意に上昇する結果が見られました。これは、母子間の肌のふれあいが増したことから、母親の子供を受容する感情が高まったのではないかと考察されています。
ふれあい遊びは子供だけでなく、ふれあった人にまで良い影響をもたらす効果があるようです。