2〜3歳の子どもにおすすめの絵本
ぜったいに おしちゃダメ?(サンクチュアリ出版)
紫色をしたモンスターのラリーは、言われた側から「でも すてきなボタンだね。おしちゃったら いったいどうなるんだろう」「おしちゃおうか?」と、早くもルールを破ろうとします。誘惑に勝てずラリーがボタンを押すと、突然体が真っ黄色に……! 水玉になったり、何匹にも増えたりとてんやわんや。
(引用元:ぜったいに おしちゃダメ?|サンクチュアリ出版)
絵本をふったり、おなかをこすったりして、モンスターをもとの姿にもどしてあげよう! 果たして、ラリーはもとの姿に戻れるのでしょうか??
ダメと言われるとやりたくなってしまう、開けるなと言われるとなぜか開けたくなってしまう、そんな人間の心理を子供の視点から描いたコミカルな絵本です。「我慢しなさい」と言われても、なかなか我慢することができない2~3歳の子供から高い人気を集めています。
はらぺこあおむし(偕成社)
誰でも1度は、本屋で見かけたことがあるであろう鮮やかな色使いと大胆なイラストが特徴です。その実績はアメリカ・グラフィックアート協会賞を受賞したほど。また、シンプルで子供でもわかりやすいストーリーは、全世界で累計3,000万部を超えるベストセラーとなっています。
どうぞのいす(ひさかたチャイルド)
『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド)は、主人公であるうさぎの思いやりが溢れた心温まる物語です。
主人公であるうさぎは、自分で作った小さな椅子を、「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に大きな木の下に置きました。そこへはじめにやってきたろばさんは、持っていたどんぐりをいすに置いて木の下でひと休みします。気づいたら、気持ちよくて眠ってしまいました。
それから次から次へと動物たちがやって来ます。椅子の上に置いてあるどんぐりを「どうぞならば」と食べてしまいます。そして……。
(引用元:どうぞのいす|ひさかたチャイルド)
ストーリーはもちろんのこと、繊細なタッチと淡い色合いで描かれたイラストがざわざわした心を落ち着かせてくれます。
ぐりとぐら(福音館書店)
青と赤のとんがり帽子とつなぎがトレードマークの「ぐり」と「ぐら」。ふたりは野ねずみのふたごです。仲良しのふたりがこの世で一番好きなのは、料理することと食べること。今日も大きなかごを持って、森の奥へ出かけて行きます。
2人はどんぐりやくりを拾った帰り道、道の真ん中に転がっている大きなたまごを発見。さあ、何をつくろうか。目玉焼き? 卵焼き? いやいや、食べきれないくらいのかすてらにしよう。あまりに大きすぎて運ぶのを諦めたふたりは、外でかすてら作りにとりかかります。
「ぼくらの なまえは ぐりとぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら」いいにおいにつられて、森じゅうの動物たちが集まってきましたよ。さあ、焼けたかな……?
(引用元:ぐりとぐら|福音館書店)
リズミカルな言葉運びと、カステラの匂いにつられて集まってきた動物たちと楽しそうに料理を作るその姿は、見ているだけで心がほっこりします。