東京にあるフリースクール5選!気になる費用などをチェック - cocoiro(ココイロ) - Page 2

フリースクールに通うメリット・デメリット

学校と違い、比較的自由なフリースクールですが、フリースクールにもメリットとデメリットがあります。

フリースクールのメリット

1.少人数もしくはマンツーマンでフォローしてくれる

フリースクールは基本的に、少人数もしくはマンツーマンで子供をフォローする環境が整っています。集団生活で自分の意見を主張できない子供もいます。子供の意見に耳を傾け、どういったことを望んでいるのか、どんなことに悩んでいるのかをヒアリングし、一緒になって勉強などを行うことが特徴です。

2.一人ひとりに合わせた学習スタイルを取ることができる

子供の理解力は一人ひとり違うため、学校の授業についていけない子も出てきますし、どんどん先に進めたい子も出てきます。フリースクールでは子供に合った学習スタイルを構築し、基礎から勉強をする子や受験勉強をする子など、求める要望に沿った学習を進めています。

3.カウンセラーが在籍するなど、メンタルケアにも力を入れている

フリースクールに来る子供たちは、学校や家庭などでいじめや暴力などに巻き込まれ、心に何らかの傷を負っている可能性があります。フリースクールを居場所として提供しても、その子が居場所と感じるかは別問題です。

子供たちが安心して過ごせるように、そして将来的に自立できるように心のケアを重点的に行なっています。

4.規則がゆるく、自由に過ごせるところが多い

学校と違い、登校時間や学習内容、制服などの校則がないところも多く、子供たちがストレスなく自由に過ごせるように配慮されています。

学校に対して抵抗感がある子供たちのために、フリースクールでは学校のような雰囲気を出さず、子供たちに居心地がいいと思ってもらえる雰囲気づくりを意識しています。

5.さまざまな年代の人と交流できる

フリースクールでは、さまざまな年代の人を受け入れているため、中学生や高校生が一緒の教室で勉強することも多く、アクティビティやイベントで一緒に活動することも多いです。

勉強を教える先生も、大学生や社会人など肩書はさまざま。また、カウンセラーや臨床心理士などと接する機会も多く、学校生活では接することがない人と接することができることも特徴です。

フリースクールのデメリット

1.経済面で負担がかかる

公的な学校以外にフリースクールに通うことになりますので、学校とは別にお金がかかります。年間で平均50万円前後かかると言われており、安い金額ではありません。それ以外にも入学金やイベントなどでの出費もあります。

経済面での負担が大きくなるため、金銭的な事情でフリースクールへの入学をネガティブに考えている方は、フリースクールの相談窓口に問い合わせするのもいいでしょう。

減額制度を取り入れているところもありますので、費用に関して相談するのもいいかもしれません。

2.心理的な面での抵抗がある

通学ができない子供たちにとって、フリースクールへの通学にも怖さや抵抗を持っている子もいます。また、新しい環境でほかの子供や大人と接することにストレスを感じる子もいます。中には、自分が不登校であることを認めたくない子もいますし、フリースクールに行くことで、不登校を認めてしまうことを許せない子もいるでしょう。

見学や体験入学で雰囲気を知ってもらうことや、カウンセラーとともに心のケアをすることで、子供が安心してフリースクールに通えるようにハードルを下げる必要があります。

3.在籍校に出席を認めてもらえない可能性もある

以前に比べ、不登校や引きこもりの子供が増えたことにより、フリースクールでの通学を在籍校での出席扱いとして認められることが多くなりました。しかし、まだすべてのフリースクールに対応しているわけではありません。フリースクール選びのときに、出席扱いができるところかどうかにも着目してください。

4.学校に比べて学習の時間が短い

フリースクールでは子供の主体性を伸ばすため、自由時間を多めに設けているところがあります。自由時間では趣味やスポーツ、ゲームなど、好きなことができます。そのため、学校に比べ、勉強する時間は短くなってしまうことも。勉強したい子供には勉強できる環境を整えていますが、自由であるがゆえに勉強を望まない子供は勉強時間が必然的に少なくなってしまうでしょう。