広く普及したスマートフォン、子供が使用する様子を見かけることも多くなりました。そんな子供を見て「我が子にもスマートフォンを持たせるべきか」と悩む親もいるでしょう。この記事では子供のスマートフォンの所持率や持たせることの影響、おすすめの機種についてご紹介します。
もくじ
我が子にスマホを持たせるべき?
スマートフォンが普及し始めたのは2008年のiPhone発売以降ですが、その便利さから多くの人が利用しています。子供向けのアプリや機能も充実していることから、子供にスマートフォンを持たせる親もいます。
しかし、スマートフォンが原因で起こるトラブルも数多く報じられています。便利なことは分かっているものの、トラブルへの不安から子供にスマートフォンを持たせて良いのか悩む親もいるでしょう。
小学生のスマホ所持率
それでは、実際にどのくらいの子供がスマートフォンを所持しているのでしょうか。内閣府による「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」では、小学生1,016名を対象にスマートフォンの所持率を調査しました。
(参照元:平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速報)|内閣府)
平成26年度の調査結果では、小学生のスマートフォン利用率は17.1%でしたが、年々増加傾向にあり、平成29年度時点では、約30%の小学生がスマートフォンを利用しているようです。
子供のスマホ所持メリット
子供がスマートフォンを所持することで、親と子両者に得られるメリットがあります。例えば、緊急時に連絡が取りやすいこと、位置情報を取得できるアプリがあるため居場所を把握できるなど、親にとっても安心感を得るためのメリットとなるでしょう。
子供にとってはゲームができること、動画を見られること、友達とやりとりができることなどがメリットとして挙げられるでしょう。そのほかにも、教育系のゲームを利用することで学力を向上させられる可能性があることなどは、親子双方にとってメリットと言えるでしょう。
子供のスマホ所持デメリット
子供がスマートフォンを所持することには、デメリットもあります。例えば、利用料金がかさんでしまうこと、子供がゲームやSNSに熱中しすぎてしまうこと、そこから心身に影響をきたす可能性があることなどが挙げられます。
東京都青少年・治安対策本部が都内在住の小学生(4~6年生)、中学生及び高校生の子供に携帯電話等を持たせている保護者1,500名を対象に行なった「家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査」では、子供に携帯電話・スマートフォンを持たせたことで起こった悪影響に関して保護者がどのように感じているのかを聞きました。
(参照元:家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査結果報告書(概要版)|東京都青少年・治安対策本部)
こちらによれば、50%以上の保護者が何らかのデメリットを感じていることがわかります。これらのデメリットを防ぐために、子供のスマートフォン利用のためのさまざまな制限機能が設けられています。これらを上手に使うことで、適切な利用ができるようになるでしょう。