モンテッソーリ小学校に通うメリット
モンテッソーリ小学校に通うことで、どんなメリットを得られるのでしょうか。
社会性が身につく
縦割りクラス制を導入しているため、社会性が身につく子供に成長すると言われています。また、テストの成績を友達と比較することもないため、自分に自信をもって毎日の勉強に取り組むことができます。自発的に行動し、自由な選択をする力が身につくことで、子供の将来への成長も幅広いものへとつながっていきます。
特定の科目ではなく、興味のあることを学べる
一般的な小学校のように、国語や英語、社会など、特定の科目だけを学ぶのではなく、自分の好きな教科を選択し、興味のあることをとことん探求することができます。授業では答えを覚えるのではなく、なぜそうなったのかを自分で考えるようサポートすることで、自分が興味のある分野を納得のいくまで自由に学ぶことができます。
リーダーシップを形成できる
3学年合同のクラスなので、自然と自分に求められる役割を身に付けることができます。例えば、1年生は初めのうちは上級生に様々なことを教わりますが、学年が上がると同時に上級生の背中を追いかけ、言われなくても上級生として下級生の面倒を見るようになります。
モンテッソーリ小学校に通うデメリット
それでは次に、モンテッソーリ小学校のデメリットについて紹介します。
教育内容に物足りなさを感じる
一般的な小学校ではテストがあるため、他人と比較できるからこその「競争心」が育まれます。そのため、モンテッソーリ教育では物足りないと感じる方もいるかもしれません。また、時間割をみても子供に聞かない限りはどんな勉強をしているのか把握が難しいでしょう。子供の学力が実際にはどのくらいあるのか知りたい場合に目安となるテストがないことで不安になってしまうかもしれません。
公立中学校への進学が難しい場合も
許可外校を修了した場合、公立中学への進学が難しいことがあるということが挙げられます。文部科学省の通達では、特別な事情があれば公立中学校入学を認めることもあるそうですが、進学の問題と認可外の学校だからこそ受けられる特別な教育の価値をよく検討した上で、子供の教育方針を決めるようにしましょう。
学校が2校しかない
モンテッソーリ小学校は全国に2校しかありません。2校とも関東に位置しているため、入学時には引っ越しを検討する必要があります。今までの環境や友達と離れる可能性も大きいので、慎重に判断した方が良いでしょう。