子供の運動神経を良くする大切な時期!ゴールデンエイジとは - cocoiro(ココイロ) - Page 3

ゴールデンエイジ(9〜12歳)

プレ・ゴールデンエイジを経て、9歳ごろからいよいよ「ゴールデンエイジ」に入ります。この時期は筋肉への命令をスムーズにするための大脳や神経が新しいことを最も吸収しやすく、また体も筋肉や骨格が動作の習得に最も適している時期に当たります。

運動神経を伸ばしたいのであればこの時期をうまく活かしましょう。スポーツであればテクニックやスキルをしっかり習得させ、この時期に正しい動き方を身につけることで、その後の飛躍につながっていきます。

また、この時期も専門種目に特化しすぎることなく、さまざまな種目に触れることをおすすめします。1つの種目ばかり集中しすぎると、せっかく運動神経が発達していく時期にその種目以外の動きを習得できない可能性があるためです。

ポスト・ゴールデンエイジ

13歳頃から迎える「ポスト・ゴールデンエイジ」の時期は、体の中に同時に多量にホルモンが分泌され、男女共に思春期をむかえます。さまざまな変化が体に起こる中で、体をすばやく動かすことができる「敏捷性」や、長時間にわたり体を動かすことができる「持久力」がより身についてくるのもこの時期です。

また、女子は13〜14歳頃、男子は16歳以降から、より本格的に筋力をつけるためのウエイトトレーニングをすると良いでしょう。筋力やパワーをこれまで以上に高められることによって、それまでに身につけた技術を活かしながらダイナミックな動きをすることが可能になります。また、この年齢以前にウエイトトレーニングを行うことは、身長が伸びる過程に影響が出る可能性があるため、あまりおすすめできません。

まとめ

まとめ
子供の運動神経を伸ばすには、年齢や発達段階に合わせた遊びや運動をすることが大切です。小さい頃から1つのスポーツをさせたり、筋力トレーニングを一生懸命させるのではなく、様々な動きをバランスよく経験させることに重点を置きましょう!

参考
教養としての身体運動・健康科学|東京大学身体運動科学研究室
陸上競技指導教本アンダー13 楽しいキッズの陸上競技|財団法人日本陸上競技連盟
「子どもの時間感覚」35年の推移|シチズン時計株式会社
幼児におけるラダー運動の成就度と運動能力との関係|発達発育研究
成長期に必要なトレーニング〜「コーディネーショントレーニング」〜|SAVAS for JUNIOR

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ニーガタのオーモリ