子供の運動神経を良くする大切な時期!ゴールデンエイジとは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

段階別!ゴールデンエイジでさせたい運動

前述したように、子供の運動神経を伸ばしていくのに最適な時期であるゴールデンエイジですが、実は細かく見ていくと3つの段階があります。ゴールデンエイジの3段階それぞれに合わせた運動の種類についてもご紹介します。

ゴールデンエイジには3段階ある

子供の運動神経を伸ばしたい場合、ゴールデンエイジの時期に運動や遊びをとおして、運動に関する動きや技術を伸ばしていくと良いでしょう。実はゴールデンエイジと呼ばれる時期は、個人差はありますが年齢によって3段階に分けることができます。5〜9歳までの「プレ・ゴールデンエイジ 」、9〜12歳の「ゴールデンエイジ 」、そして13歳ころから迎える「ポスト・ゴールデンエイジ 」です。

ゴールデンエイジの時期は前述の神経系だけでなく、身長も伸びていき体もどんどん大きくなっていきます。体の成長に合わせて段階を踏んだ運動や遊びを行うことで、運動神経の良い器用な子供になる可能性が高まるでしょう。

プレ・ゴールデンエイジ(5〜9歳)

本格的にゴールデンエイジの時期をむかえる少し前から、ゴールデンエイジの準備時期はすでに始まっています。その準備段階である「プレ・ゴールデンエイジ」は、ゴールデンエイジで動きの習得をスムーズにするために重要な時期なのです。

動きの習得ができるということは、頭でイメージしたとおり体を動かせるということです。すなわち、大脳からの命令がうまく筋肉へ伝わるということですが、この仕組みが最も発達するのが5〜9歳と言われています。この時期は「運動」というよりは、キャッチボール、縄跳び、泳ぐ(水遊び)、リズムに合わせて踊る、1人ではなく友達と遊ぶなど、遊びを通して運動することから意識し始めましょう。

神経系は筋肉などとは違い、運動や遊びの中で1度神経回路が作られるとほとんど消失しません。逆上がりや自転車に乗ることが1度できるようになるとずっとできるのはこれが要因です。このことからプレ・ゴールデンエイジでは、何か1つの種目を専門とするのではなく、さまざまな遊びや運動を経験する中で満遍なく成長していくことを目指しましょう。