通信制高校のレポートってどんなもの?内容と提出について解説! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

通信制高校のレポート提出

通信制高校でのレポートは、ただ作成すればいいというわけではありません。作成したレポートを提出し、担当の先生による採点を受け、基準を満たしていることを確認してもらう必要があります。そのため、ここからは作成したレポートの提出について紹介します。

レポートの提出方法

レポートの提出は、郵送する方法、直接先生に手渡す方法、インターネット経由で提出する方法の3通りがあります。そして、どの方法でレポートを提出するかは、通信制高校の登校頻度や、各種設備の充実状況によって大きく変わります。

週に3日など登校型の通信制高校の場合は、直接先生に手渡す方法が一般的です。この方法であれば、登校した際にわからない部分を先生に聞いて、解決してからレポートを提出できます。一方、ほとんど登校をしない通信制高校の場合は、作成したレポートを郵送にて提出する方法が一般的です。この方法であれば、自分のペースで学習を進めることができます。

しかしほとんど登校しない通信制高校でも、レポートの提出期限日までに学校へ登校し、直接先生に手渡す方法で提出することも可能です。この場合は、登校型の通信制高校と同様に、先生に質問や添削を受けた上でレポートを提出できます。

最後に、インターネット経由でレポートを提出する方法は、設備の整った通信制高校で採用されています。スマートフォンやタブレットの専用アプリや、WEB上でレポートを提出していく仕組みです。また、インターネット経由でレポートを提出する方法を採用している学校の場合、レポート自体もアプリやWEB上で作成する場合があります。

提出期限内に完成させるコツ

通信制高校のレポートには、提出期限があります。先述の通り、通信制高校のレポートは難しい内容ではありません。そのため、これからお伝えするたった1つのコツを押さえておけば、提出期限内にきちんと作成できます。

そのコツとは、分からない部分が出てきたときに放置しないことです。レポートを作成していて、わからない部分が出てきたとしても、スクーリングという登校日を活用して先生に質問したり、インターネットを使って自分で調べたりすれば解決できます。自主的に解決方法を模索するのが、提出期限内にレポートを完成させるための重要なポイントです。

期限内に提出できなかった場合

万が一、レポートを期限内に提出できなかった場合は、その科目の単位を取得できません。結果として、卒業の時期が遅れてしまう可能性もあります。

しかし、通信制高校は学年制ではないため、卒業するまでに年数を要することはあるものの「留年する」ことはありません。そのため、期限内にレポートが提出できなかった科目の単位を、次の期間で改めて取得することもできます。

また、取得し損ねた単位が必修科目でなければ、別の科目で埋め合わせることも可能です。

参考

通信制高校のレポートは難しい?| 通信制高校ナビ

通信制高校でレポートを提出しなければいけない理由

通信制高校では、必修科目と選択科目で合計74単位を取得すると、高校卒業資格が獲得できます。そして、単位を取得するためには、単位認定試験というテストに合格する必要があります。なお、単位認定試験は、レポートを提出した学生しか受けることができません。つまりレポートの提出は、通信制高校における単位取得の必須条件となっているのです。

レポート作成は自主性を養う絶好のチャンス

通信制高校でのレポート作成は、高校卒業資格の獲得に必須のステップです。ただし内容は難しくありませんし、量も3日でA4用紙1枚を作成する程度となっています。

大切なのは、自分でペースを配分してレポートを作成していくことです。そしてこの過程が、お子さんの自主性を養う絶好のチャンスとなります。この点をお子さんにも理解してもらえれば、提出期限も守ってしっかりレポートを作成してくれることでしょう。通信制高校を卒業する頃には、お子さんは自主性のある立派な人間になっているはずです。

この記事をかいた人

アバター画像

長ひかり

1989年5月26日生まれ、神奈川県在住のWebライター。 幼い頃から、楽しいことを見つけてもすぐに疲れて辞めてしまう「心の息切れ」に悩む。 「誰もが等身大の自分を受け入れて、楽しく生きられる世の中を作りたい」という思いから、教育やキャリアに関心を持つ。 ライターとしての活動を通して「持続する情熱の育て方」を探求中。
Twitterアカウントはこちら