中学受験進学塾に通うためにいくら必要?大手塾4校の費用を比較 - cocoiro(ココイロ)

生活に余裕がある家庭しか挑戦できないというイメージのある中学受験。それは、中学受験進学塾に通うための費用が大きく関連しています。今回は、中学受験進学塾にかかる費用の内容・相場、そして、中学受験進学塾大手のSAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研に3年間通うために必要な費用の概算をご紹介します。

中学受験のための進学塾。何にお金がかかる?

中学受験のための進学塾で支払う費用は、何に対して支払うのでしょうか。費用項目ごとの内容を見てみましょう。ただし、費用項目名は塾ごとに異なりますので、ご注意ください。

入塾料

塾に入る時に、ほとんどの塾で支払わなくてはなりません。入塾のための手続きなどの経費として必要です。

授業料・施設利用料

受講や授業の一環として行われる毎週のテストなどが含まれる授業料と、冷暖房費などの施設利用料があります。塾によって、含まれる内容や徴収方法・時期が異なりますので、詳細は塾に問い合わせて確認しましょう。

模試・テスト代

授業の一環として行われる毎週のテスト以外に、講習会ごとに行われるテストや全国模試などに費用がかかります。他塾の生徒も受験できる試験で受験するか選択できるため、一般的に授業料とは別途徴収されます。塾や受講コースによっては授業料にあらかじめ含まれている場合もありますので、詳細は塾に問い合わせて確認しましょう。

通塾していない塾が開催する模試やテストを受ける場合は、費用がかかります。

教材費・副教材費

塾で使う教材費は多くの塾で授業料に含まれていません。子供の選択コースや学力によって使う教材が異なるため、塾と相談の上各ご家庭で購入することとなります。

授業で使う教材以外に、志望校別過去問題集や地図帳等資料集、辞書などの副教材も必要です。

講習会費

通塾する場合は夏期・冬期・春期などの季節ごとの講習は、年間の学習カリキュラムの中に組み込まれていますので、ほとんどの塾生が受講します。その他、志望校別特別講習、選抜講習などについては、子供の選択コースや学力次第で別途講習会代がかかります。塾によっては提供するカリキュラムが異なりますし、一部講習会代が授業料に含まれていることもありますので、詳細は塾に問い合わせて確認しましょう。

交通費

最寄駅にある塾に通う場合は、交通費はかかりません。しかし、最寄駅の塾に通わないご家庭も多く、その理由として次の2点が挙げられます。

  1. 同じ小学校の子供達に、塾での成績や志望校などの個人情報を知られたくない。
  2. 通いたい塾が最寄り駅にない。

そのため、最寄駅から離れた塾に通う場合は、通塾のたびに交通費がかかることを考えましょう。

また、高学年になると帰宅時間が遅くなるため、お迎えが必要な子供もいます。特に女子児童は塾までお迎えする保護者が多く、この時に保護者が車を運転できない場合、塾までの交通費がかかります。

さらに、模試やテストが普段通っている塾以外の会場で開催される場合は、会場までの交通費が親子分かかります。

食費

塾の授業時間は学年によって異なりますが、高学年になると塾で自習する子も増えるため、一般的に平日は小学校下校後から夜まで、休日や祝日は午前中から夜まで塾に滞在して勉強する場合があります。そのため、お弁当を作る費用や、食事を購入するための費用が必要になります。

文具他雑費

小学校や学年によって方針が異なりますが、小学校には授業に使わない文房具は持ち込んではいけないことになっている場合が多く、必要最低限の文具代で済みます。しかし、塾では個人が勉強に必要な文具は制限されない場合が多いため、子供にとって必要と家庭で判断したものを準備して使います。

また塾によっては、通塾用バッグなど指定の文具があったり、マスク着用が義務とされる場合もあるため諸費用がかかると予想しておきましょう。

参考

私立中学校 大手塾に通っての受験にはどれくらい費用がかかる?(2019.1.14)|かしこい塾の使い方