演目ごとに変わる見事な衣装や、時代を感じるセットなど人気の伝統芸能である歌舞伎はぜひリアルで観たいものです。言葉やお話が大人にも難しいのではという声もありますが、もともと歌舞伎は江戸時代のエンターテイメント、庶民の娯楽でした。子供が興味を持ちそうな演目を選んでぜひ出かけてみましょう。子供と一緒に出かけるメリットや注意点をご紹介します。
もくじ
歌舞伎に行くメリット
日本の伝統芸能の1つである歌舞伎。大人でも観に行ったことのない人も多いかもしれません。しかし、だからこそ子供のうちから観に行くメリットはたくさんあります。
日本の伝統文化に親しむ
歌舞伎は能や狂言と同様に日本の伝統芸能です。独特の衣装や隈取りと呼ばれる衣装など、なかなか親しむ機会も少ない歌舞伎ですが、だからこそ子供のうちから観ておくメリットは大きいです。海外に出かけたり働く機会も増えた現代ですが、海外の方が興味を持つのは日本の伝統文化であることが多いです。歌舞伎は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に指定されています。日本ほど古い文化のある国は多くないので、何百年も歴史のある文化というだけで高い興味を持ってもらえるのです。海外の方にも歌舞伎についてしっかり説明できるよう、子供のうちから親しんでおきましょう。
小学校に入学してから学習効果がある
小学校に入学すると、伝統文化に親しむ時間が設定されているかと思います。実際に生徒みんなで伝統芸能を観劇に出かける機会を設けている学校も多いでしょう。普段から家族で観劇する機会があれば子供も慣れてより集中して楽しめるのではないでしょうか。
親のリフレッシュになる
特に乳幼児期の子育ては親がつきっきりで面倒をみていることが必要で、24時間気が抜けないことが多いものです。子供向けの内容であってもプロに用意されたサービスを受けることは日頃のストレスの解消になるでしょう。また歌舞伎は非日常感の強い伝統芸能ですので、より新たな気持ちで子育てに向かうことができるかもしれません。
社会性を養う
劇場への移動に使う公共交通機関や場内でのマナーなど、家族だけではない空間に身をおくことによって、子供の社会性を育成します。例えば最寄駅から電車に乗る場合、改札の通り方や列への並び方、車内でのマナーなど、子供が学ぶべきことはたくさんあります。一般的に会場では私語を慎むことが多いですし、そういった機会は早いうちから体験してマナーを身につけておきたいものです。子供の社会体験の1つと思って行動しましょう。