文化祭といえば、体育祭などと並ぶ学校の大きな行事です。あまりスポーツは得意ではないけれど美術や音楽が好き、という子供にとっては、特技を生かすことができる格好の場でもあります。そんな文化祭に、毎年テーマを決める学校が多いことはご存じでしょうか。基本的には生徒で決めるテーマですが、アイデア出しに苦戦する子供も少なくないようです。
「テーマって具体的にはどういう文言なの?」「決め方に何か決まりはあるの?」などなど、子供にアドバイスを求められたときのために、知っておきたい文化祭の数々のテーマをご紹介します。
もくじ
文化祭のテーマ、決める?決めない?理由は?
文化祭といえば模擬店やエンターテイメント、舞台発表など、多様な催しが存在するのが特徴であり、魅力です。そんな文化祭にわざわざ1つのテーマを決める必要があるのかな? と疑問に思う人もいるかもしれません。学校はどんな理由で、どういうふうにテーマを決めているのでしょうか。
最近では決める学校が多い
「スタディサプリ進路」が高校生104人に行った調査によると、学校の文化祭でテーマを決めていると74%が答えました。アンケートの母数がやや少なくはありますが、多くの学校でテーマが決められていると判断することができそうです。
参考
文化祭のスローガンアイデア40選!青春真っ盛りのものから時事ネタまで、みんなのスローガンを一挙公開【高校生なう】|【スタディサプリ進路】高校生に関するニュースを配信
決めた方が盛り上がる
生徒たちがスローガンを必要だと思う理由の1つに「盛り上がるから」ということがあります。先のアンケートでは、高校生が以下のように答えました。
「みんなで目指す目標ができるから」(16歳女子・福岡)
「みんながテーマを目標にして頑張れるから」(16歳男子・東京)
(引用元:文化祭のスローガンアイデア40選!青春真っ盛りのものから時事ネタまで、みんなのスローガンを一挙公開【高校生なう】|【スタディサプリ進路】高校生に関するニュースを配信)
テーマがなくても楽しく思える文化祭ですが、分かりやすい言葉でテーマが作られていると、より頭の中でイメージがはっきりとして、取り組みやすくなるということでしょう。
テーマに沿って装飾などがしやすい
(出典:yuzu_l2_ag_ | Instagram)
テーマが色や物などに関係するものである場合、それに合わせて装飾すると文化祭にふさわしくなるというメリットもあります。例えば「虹」がテーマに入っている場合にエントランスや各教室などにレインボーカラーを散りばめることが考えられます。全体的に統一感のある装飾を施すことができるでしょう。
アイデアを出そう!シンプルなテーマ
生徒からのアイデア出しを基にテーマを決める学校も少なくありません。しかし、子供のアイデアだけではなかなか多様性のある案は出にくいものです。子供にアドバイスしてあげるために、どのようなタイプのテーマがあるのか知りましょう。中学・高校だけではなく大学の学園祭も照らし合わせて確かめると、アイデアの幅が広がりそうです。
漢字1文字のスローガン
とてもシンプルな漢字1文字のスローガンも少なくありません。
- 愛
- 晴
- 和
- 彩
- 環
- 轟
- 華
「愛」「晴」「和」など、誰でも知っていて幅広く解釈ができる漢字に加え、「轟(とどろき)」「華(はな)」など、画数が多くて印象的な漢字も好まれるようです。
参考
全国大学祭 歴代テーマ | 広島大学自由研究サークル なんでも総合研究所