漢字1文字にサブテーマをつける
漢字1字にサブテーマをつけるスタイルもあります。
- “繋”~LINK~
- 絆~ともに~
- 極(きわみ)~すべての頂点をめざして~
- 響~harmony~
- 祭 ~忘れられない思い出~
漢字をメインに、意味合いを補強する形でサブテーマをつけているようです。このほか、学校によっては毎年「漢字2文字」や「漢字4文字」でテーマを統一しているところもありました。そのようなときも、もっとも意味を持たせたい漢字を先に決めておくと発想の足がかりになりそうです。
参考
全国大学祭 歴代テーマ | 広島大学自由研究サークル なんでも総合研究所
英単語を使う
- COLOR / COLORS / COLORFUL
「色」を意味する「COLOR」にまつわる英単語はよく使われているようです。具体的な色を特定せずに、それぞれの違いを肯定し、多種多様なものが詰め込まれた「お祭りらしさ」を表現できるという意図なのでしょう。
- JOIN / JOINT
「参加する」「つながる」というニュアンスがあるため、「生徒も来場者も参加して楽しむ」という文化祭の特徴を強調できる単語です。「Join Us」などと文章にして使われている例もあります。
- LINK
同様の意味合いでは、「LINK」もよく使われていました。こちらは文章にせず単体でも使いやすい英単語です。
- CHANGE
意外とよく使われているのが「変化」を意味する「CHANGE」です。アメリカのオバマ前大統領のスピーチが話題になった2008年前後だけでなく、その後も使われています。新しい文化祭を作る、という意気込みや、イベントを機に自分も心機一転頑張りたい、という生徒の気持ちが込められていそうです。
- SMILE / LAUGH
笑いにまつわる英単語も頻出します。かなり直接的ではありますが、文化祭の楽しいイメージを演出するにはぴったりの言葉でしょう。
- JOY
同様の単語としては「JOY」も多く使われていました。
参考
全国大学祭 歴代テーマ | 広島大学自由研究サークル なんでも総合研究所
ちょっと凝ったテーマ
続いては、少しひねったアイデアで作るテーマです。言葉遊びのようなものが多く、ユーモアのセンスが問われるタイプのものです。
学校の専門にちなんだ言葉を使う
- 医―LOHAS(2012年度 熊本大学医学部)
医療系の大学では「医」の文字を使う例が多く見られました。高校であれば専門科によって「商」「工」「総」「芸」などの言葉が使えるところもありますので、参考になるでしょう。
- 愛のコンポスト ~君の心も循環型~(2010年度 帯広畜産大学)
畜産と直接表現しているわけではないですが、「コンポスト」という、関係者ならだれでもなじみのあるものを持ってきた例です。サブテーマに「循環型」が入っていることでさらにおかしさが出ています。
- 海の王たる誇りを胸に(2013年度 東京海洋大学)
- 海進撃(2010年度 東京海洋大学)
海洋系の大学はやはり「海」を使う例が多いようです。高校ではあまり多くありませんが、水産学科があるところは参考にできそうです。
参考
全国大学祭 歴代テーマ | 広島大学自由研究サークル なんでも総合研究所