幼稚園に入園する前に必ず書かなければならない願書。書こうと思っても何を書いたらいいのか分からず、ペンが止まってしまう親御さんもいることでしょう。この記事では、幼稚園の願書で頭を悩ませてしまう『家庭教育の方針』を重点的に解説していきます。『家庭教育の方針』の書き方や例文の紹介はもちろん、書く前に押さえておきたいポイントや志望理由、長所・短所などの書き方についてもご紹介します。
幼稚園の願書を前に頭を悩ませている親御さんは参考にしてください。
もくじ
『家庭教育の方針』を書く前に押さえておきたいポイント
幼稚園願書の項目の1つに『家庭教育の方針』があります。何も考えずに書いてしまうと、まとまりがなく分かりにくい文章になってしまうかもしれません。幼稚園側は、親の教育方針と園の教育方針の間に相違がないかを知りたいはずです。『家庭教育の方針』を書く時は一人で悩まず、周りに相談することが大切です。
- 子供の将来像を考える
- 将来像に近づくための必要な能力
- 現在具体的に取り組んでいること
- 幼稚園の教育方針を理解しておく
上記のポイントをを押さえると読みやすく、理解しやすい『家庭教育の方針』を書くことができるでしょう。
1人で考え込まない
願書を書く際には、1人で考え込まずに周りの人に相談しましょう。配偶者や両親に相談してみるのも良いでしょう。子供の性格やどのように育てていきたいかなど、1人で考え込むよりもたくさんの意見を聞くことができます。
幼稚園の願書を書く前に、まずは周囲の人と一緒に子供のことを考えてみましょう。
子供の将来像を考える
『家庭教育の方針』を決めるときに一番大切なのは子供の将来像を考えることではないでしょうか。将来像を決めることで、教育方法も決まってくるでしょう。
例えば、
- 何事にも前向きに取り組む、明るい人になってほしい
- 優しくて思いやりのある人になってほしい
- 協調性やコミュニケーション能力のある人になってほしい
- 何事も諦めない人になってほしい
など、現時点の家庭教育で大切にしていることを思い浮かべましょう。人格だけでなく、大学に進学させたい、こんな職業についてもらいたいなど、具体的に想像してみるのもいいかもしれません。
いろいろな将来像を思いつくと思いますが、それを一度書き出してみましょう。
将来像に近づくために必要な能力
子供の将来像が決まったら、それに近づくために必要な能力を考えましょう。例えば、優しくて思いやりのある人になってほしい場合、それに必要な能力は、
- 相手の感情を読み取れる
- やっていいことと悪いことの区別がつく
- 困っている人を助けようとする
- 相手の気持ちになって考えることができる
というように、具体的に書き出してみましょう。これはほんの一例ですが、参考にしてください。
現在具体的に取り組んでいること
将来の姿に近づくために必要な能力を書き出したら、現在具体的に取り組んでいることを書いてみましょう。優しくて思いやりのある人になってほしい場合は、
- 自分がされて嫌なことを人にしないよう教育している
- 「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えるよう教育している
- 自分の考えをため込まずに人に伝えるよう言い聞かせている
など、子供の将来を考えた上で日頃から気をつけていることを書き出しましょう。
子供の将来像が想像できない場合は、まずは日頃から子供に注意していることを思い出してみましょう。
日常の生活を振り返ると、意外にも子供の将来像を思い描くことができるかもしれません。
幼稚園の教育方針を理解しておく
家庭と幼稚園の教育方針に相違があれば、入園した後に問題が起こるかもしれません。一般的には、極端に違っていることはほとんどありませんが、願書を書く前に園の教育方針を理解しておいた方が良いでしょう。
双方の教育方針が異なっていると互いに不満がたまり、子供も戸惑ってしまうかもしれません。園の教育方針について分からないことがあれば事前に問い合わせて、相違点をできるだけなくすようにしましょう。