受験を控えている子供はさまざまな悩みやストレスを抱えています。将来に対する不安、合格できるのか、成績が思ったより上がらない……など受験勉強にストレスや不安を感じる子供は多いでしょう。せめて家ではリラックスして勉強してほしいもの。では、家族はどのように子供と接すれば良いのでしょうか。
この記事では受験を控える子供に親ができること、子供に対するNG行為をご紹介します。あなたが良かれと思って接していることでも子供にとってはストレスになっているかもしれません。少しでも子供のストレスを軽減できるよう、親が良い環境をつくってあげることが大切です。
もくじ
受験を控える子供に親ができること
受験生はストレスや不安でいっぱいです。また、勉強の疲れから些細なことにイライラしてしまうかもしれません。受験生の子供にとって、いつも自分の味方でいてくれる家族の存在はとても大きいものですが、かといって子供を心配しすぎるとかえって面倒くさいと思われてしまいます。受験を控える子供に親ができることをご紹介していきます。
親も何かにチャレンジする
子供は日常生活とは異なる「受験」のために毎日勉強しています。普段とは違う生活を送り、暗記したり問題をひたすら解いたり、日々新たなチャレンジをしています。子供が新しいことにチャレンジしているそばで親が何もせずに「勉強しているの?」と言ったら、子供はうんざりするでしょう。「何もしていない親に言われたくない」と思ってしまうかもしれません。
そこで、子供と一緒にあなたも何かにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
- 資格を取るために勉強する
- 受験が終わるまでお酒を飲まない
- 子供が勉強している間はスマートフォンやテレビを見ない
- 読書をする時間を増やす
など親が何かにチャレンジしていると、子供は親も一緒に乗り越えようとしてくれていると思うでしょう。また、親も一緒に何かにチャレンジすることで家族の絆が深まるのではないでしょうか。
必要な情報は自分で調べる
大学の学部や学科、偏差値、試験の内容などは、子供に質問するのではなく自分で調べましょう。インターネットで分かるような簡単な内容を子供に聞くと、「それくらい自分で調べてよ!」と思われるかもしれません。
親が受験勉強や学校に関する情報を知っていることで、一歩踏み込んだ話ができるのではないでしょうか。ただし、大学や受験の情報を知りすぎて親の考えを子供に押し付けることはやめましょう。
集中できる環境を整えてあげる
子供が家で受験勉強をするときは勉強に集中できる環境をつくってあげることが大切です。
子供が自分の部屋で勉強していても、リビングのテレビの音や話し声は意外とよく聞こえるものです。テレビの音量や話し声は小さくするよう心がけましょう。子供が集中できる環境をつくってあげることで「ちゃんと意識してくれているんだ」と感じてくれるかもしれません。
家庭内で喧嘩やもめごとを起こさない
家庭内で喧嘩やもめごとといったトラブルを起こさないようにしましょう。
- リビングで夫婦喧嘩をする
- 夫婦喧嘩が長期化している
- 兄弟が親と言い争いをしている
などがあると、そちらに意識がいってしまい勉強に集中できません。受験生には常にストレスや不安がのしかかっています。受験勉強に集中するためには家庭内の環境は特に大事です。
食事や健康管理に気をつける
子供は学校や家で長時間勉強しています。あまり体を動かすことがなくても、勉強することで脳はエネルギーを消費します。エネルギーを使うには、体力づくりや肉・魚・野菜など栄養バランスの取れた食事が大切です。
毎日豪華な献立にする必要はありませんが、食事のメニューを見直してみてはいかがでしょうか。
また、受験勉強をしていると夜中にお腹が空いて夜食を食べることもあるでしょう。夜食をお腹いっぱい食べてしまうと眠気が襲ってきて勉強に集中できなくなるかもしれません。さらに、寝ているときに胃が活発に動くので睡眠の質が下がってしまい、太る原因にもなってしまいます。子供が夜食を頻繁に食べているときは、食べ過ぎていないか様子をうかがった方がいでしょう。
常に子供の味方でいることが大切
受験勉強や学校生活ではいろいろな悩みがあるでしょう。子供の悩みや相談を聞いて常に子供の味方でいることが大切です。ただし、親の考えを押し付けてしまうと子供は「自分の気持ちを分かってくれない」と思ってしまい逆効果です。自分のことを分かってくれない親だと思ってしまうと、子供は言いたいことも言えずにストレスがたまっていく一方です。
まずは子供の気持ちを第一に考え、子供の味方でいることを最優先にしましょう。