中学受験の効率的な勉強方法とは?コツや勉強法を科目別にご紹介 - cocoiro(ココイロ)

中学受験に向けた勉強の仕方がよく分からず、成績や偏差値が思うように上がらないと焦りが出てくるものです。しかし、正しい方法で勉強すれば、志望校への合格に近づくことができます。

この記事では、中学受験のための効率的な勉強方法や勉強の仕方のコツをご紹介します。中学受験を控えた子供のために親御さんができることもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

中学受験の勉強の仕方のコツ4つ

中学受験の勉強の仕方にはコツがあります。ここでは、4つのコツをお伝えします。

①基礎を固める

基礎固めをすることは、中学受験において最も大切なことの一つとも言えます。志望校にもよりますが、中学受験の入試問題には応用問題がよく出題されます。そして、応用問題は基礎が成り立っていてこそ解けるものです。

小学6年生で学習することをしっかり理解するためには、小学5年生で習うことをきちんと習得していることが前提です。小学5年生では小学4年生の学習内容を、小学4年生では小学3年生の学習内容を……要は小学1年生からの基礎がしっかりと出来上がっていることが必須となります。

基礎をしっかり固める勉強をすれば、成績や偏差値が上がります。教科書や参考書の完全理解を目指し、基本問題が載った標準的なレベルの問題集に取り組んで基礎知識を定着させましょう。

②解けなかった問題や間違えた問題をできるようにする

宿題やテスト、模試、過去問などで解けなかった問題や間違えた問題は、子供の苦手項目や弱点を知る絶好の情報源です。ここをしっかり復習することで、確実に力をつけることができます。自力で解けた問題は理解できている証拠なので、復習にあまり時間をかけず、苦手な部分に力を入れましょう。

特に毎日出される宿題の見直しは大切です。宿題に出される問題は、テストで出題される可能性が高いと言えます。問題を解いたら丸つけをし、できなかった箇所や間違えたところを見直しましょう。完全に理解して自力で解けるようになるまで、何度も繰り返し取り組むことをおすすめします。

③繰り返し学習する

よく「人間は忘れる生き物」と言います。時間が経てば経つほど、記憶した事柄を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間は多くなります。暗記や記憶したことを脳に定着させるためには、繰り返し学習しなければなりません。

新しく学習した内容は翌日復習し、忘れてしまっていたものは印をつけるなどして、確実に覚えるまで毎日繰り返します。1週間後に同じ内容をテストし、覚えていなかったものや間違えた問題は覚えるまで再度繰り返しましょう。そして、1ヶ月後に再度確認テストを行う。これが理想的な反復学習です。

④良質な参考書と問題集で勉強の効率化を図る

効率良く勉強するために、参考書と問題集を使って勉強しましょう。中学受験に向けた基礎問題集で基礎を固め、それから応用問題や過去問に取り組みます。特に受験2ヶ月半前からはしっかりと計画を立て、志望校の入試出題傾向が分かる過去問を解くことをおすすめします。

参考書と問題集を選ぶ際は、以下に挙げる3つのポイントを参考にしてください。

  1. 解説がていねいで詳しく、子供が読んでも大人が読んでも簡単に理解できる
  2. 頻出問題のパターンを学習できる
  3. 2色以上使用されており、図やイラストなどが入っている