中学受験の効率的な勉強方法とは?コツや勉強法を科目別にご紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

科目別の勉強方法

次に、中学受験のための勉強方法を4教科、科目別にご紹介します。

国語

国語の基本は文章読解です。文章を正確に読み取るためには、漢字や語彙を知っていることが攻略の第一歩となります。漢字と語彙は毎日学習し、小問題として出題されることわざ、語句、文法は確実に点を稼げるようにしておきましょう。時間をかけ過ぎないようにしつつ、しっかりおさえておくと良いです。

読解問題は最低でも1日1問は解くようにし、国語力の向上に努めましょう。時間制限を設け、読解演習を行うのもおすすめです。

算数

算数は問題を解くスピードが勝負となる学校もあり、複雑な計算を素早く正確にこなす必要が出てきます。そのため、計算問題を解くときは時間を計りながら取り組むようにしましょう。

計算問題のほかに、文章問題も多く出題されます。文章問題には紛らわしい書き方をしたものもあるので、何を求めているのかを読み落とさないよう、問題文を正確に読み取れるように練習しておきましょう。

算数は基礎がしっかり身についていることが重要となってきます。まずは基本問題が載った標準レベルの問題集で基礎を固めて、応用問題や過去問に取り組みましょう。頻出問題は解き方を確実に身につけることが大切です。

理科

理科では、選択肢の中から選んだり、用語を書かせる問題や計算問題、記述問題が出され、中学によってさまざまな形式の問題が出題されます。教科書や参考書、普段の授業ノートに何度も目を通し、法則や公式は自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

中学受験用の問題集に取り組み、基礎となる頻出問題は確実に解けるようにしておきます。そして、遅くても冬休みからは数年分の過去問に取り組むようにしましょう。問題集や過去問をこなし、さらに「見る」「体験する」の実体験もさせてあげられるとなお良いです。

社会

社会は暗記科目です。地理・歴史・公民の3分野に分かれていますが、どの分野でも用語や背景、年代を覚えていることが重要です。社会の暗記におすすめなのが、学習まんがの使用です。まんがは子供にとってとっつきやすく、視覚情報が満載で読みやすいため、楽しみながら覚えることができるでしょう。

暗記科目とはいえ、社会でも基礎的・基本的な知識をはじめ、読解力や思考力も必要となってきます。暗記するだけでは入試に備えられないので、問題集や過去問、模試の問題をしっかり解いておきましょう。

中学受験で親ができることとは?

中学受験を子供一人で乗り切るのは大変なことです。勉強する気が起こらない日があったり、不安や悩みが出てきたりすることもあります。そんなときは親のサポートが必須です。ここでは、親御さんが中学受験を控えた子供にできることをお伝えします。

子供の体調・健康管理に気を配る

受験において、子供の体調と健康管理は最も大切なものであると言っても過言ではないでしょう。まず、体調・健康を良好に保つために、十分な睡眠をとらせるようにしましょう。この歳ごろの子供に必要とされる睡眠時間は9〜11時間とされています。子供の成長や体調だけではなく、成績にも響いてくるので、勉強のためにと睡眠時間を削らないようにしましょう。

また、栄養バランスの良い食事を提供することも子供のサポートになります。子供の好きなものを作ったり、野菜やたんぱく質など栄養価の高い食材を使った料理を作ってあげましょう。手作りの料理は、子供のやる気を引き出すことにもつながるでしょう。できる範囲で構いませんので、栄養があって子供が喜ぶ食事を出すよう心がけてみてください。

子供に寄り添ってあげる

受験を控えた子供は不安を感じていることが多いものです。「良い点が取れなかった」と落ち込んだり、「勉強する気が出ない」といったことも起こり得ます。そんなときは子供に寄り添い、徹底して話を聞いてあげましょう。

決して「もっと頑張りなさい!」「なぜあなたはできないの?」などとは言わないようにしてください。頑張っているのにもっと頑張らせようとしたり、責めたりしたら、子供はますます辛くなってしまいます。

子供のやる気につながる声かけをする

やる気を引き出し、それを持続させることは大変なことです。そこで、子供のやる気につながるような声かけをしてあげましょう。

子供は親に受け入れられ、認めてもらえることを望んでいます。「できるできる」「やったね」「頑張ったんだね」などは短いひと言ですが、子供に自己肯定感を持たせ、やる気を起こすことができます。失敗したときも怒ったりせず、成長の機会だと思ってポジティブな言葉をかけてあげましょう。

声かけのポイントは、「自分が言われて嬉しいかどうか」です。子供に向かって言葉を発する前に、この質問をぜひ自分自身に問いかけてみてください。

まとめ

中学受験の勉強方法でおさえておきたいことは、「①基礎固め」、「②過去問に取り組む」、「③繰り返し学習する」「④勉強の効率化を図る」の4つです。できるだけ毎日机に向かい、コツコツと勉強を頑張れば志望校合格に近づけます。

受験は子供一人で乗り越えられるものではありません。親と子供が一緒になって受験に臨むことが望ましいとされています。お互いを思いやり、家族一丸となって受験に備えましょう。

参考
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Yukiko Žilinskas

男の子2人のママライター。EQと共感力を高める子育て、非暴力コミュニケーション(NVC)に興味があり勉強&実践中。教育や子育てに関する情報をママ目線でお届けします。