夏の定番メニュー・そうめん。夏休みのランチには大活躍のメニューですが、同じような食べ方をしているとマンネリ化が出てしまい、「またそうめん?」と子供に言われてしまうことも少なくありません。また食べ盛りの子供の場合、そうめんだけでは物足りないと感じることも多く、献立作りに頭を悩ませていませんか?
そうめんだけでは栄養の偏りや満足感が足りないという人におすすめしたいのが付け合せのおかずです。この記事ではそうめんにあうつけあわせとして、天ぷらに注目してみました。夏野菜を使ったり魚介類を使ったりすることで、満腹感も増えてしっかりとした献立を作ることができます。ぜひランチメニューだけではなく、夕食の献立にもなるよう参考にしてください。
もくじ
夏の昼食にそうめんだけではNG?夏バテや熱中症の原因にも
そうめんは簡単に作れる手軽なメニューですが、やはり栄養価の不足や偏りは否めないものがあります。偏った食事は夏バテや熱中症の原因にもなるので、気をつけなくてはいけません。
7割の人がそうめんを昼食に食べている理由
オレンジページくらし予報が「夏の体調管理」について調査したところ、興味深い結果が出ています。
夏の昼食に食べる物として断トツ1位なのがそうめん・冷や麦で71.4%。その次にはそば・うどんが続きます。その理由として挙げられているのが
- なるべく火を使わないメニューにしている
- そうめんやそば・うどんなど同じメニューにしてしまう
というもの。近年では水でほぐせばすぐに食べることができる麺などもあるため、気軽に暑さを感じずにできる昼食という点では他の追随を許しません。
参考
夏の昼食№1「そうめん・冷やむぎ」71.4%、「めんばっかり」で夏バテ!?|株式会社オレンジページ
体調管理には黄色信号
手軽においしく食べられるそうめんですが、果たしてそうめんだけのメニューで栄養価の確保ができるのか、疑問視する声もあります。
『ホントはコワイ夏バテ 51 の対策』(日東書院本社)の著者で医学博士の福田千晶先生によると「年々猛暑日や熱帯夜も増えている日本では、だるさや食が進まない、といった<夏バテ>の症状を訴える人も増えています」とのこと。そうめんに罪があるわけではなく、野菜やたんぱく質を同時にとっているかがバテずに夏を乗り切るカギ。
「人の体はたんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質、糖質の 5 大栄養素をバランスよくとることが大切です」(福田先生)というように、簡単なめん類メニューにも野菜や肉、魚などを意識して付け合せることはとても大切。
(引用元:夏の昼食№1「そうめん・冷やむぎ」71.4%、「めんばっかり」で夏バテ!?|株式会社オレンジページ)
そうめんとあっさりしたつゆだけでは、お腹の足しにはなっても必要な栄養素が取れていないのです。そうめんを食べるのであれば、足りない栄養素を補えるつけあわせやアレンジが必要だということです。
そうめんに合う天ぷらの具材10選
そうめんに合うつけあわせにはいろいろありますが、やはり天ぷらは1、2を争う相性の良いメニューでしょう。ここではそうめんに合う天ぷらの具材を10個ピックアップしてご紹介します。
ゴーヤ
ゴーヤーのワタや種には苦みがないので、取り除かずに輪切りするのがオススメです。ゴーヤは苦いと嫌う子供達もいますが、火を通すことでまた違った味わいができると挑戦してみるのもいいでしょう。
なす
なすは夏野菜の代表格。金額的にも安く手に入り、夏にはたくさん食べる機会がある野菜といえるでしょう。火を通したなすは甘味がUPしてとてもおいしくなります。天ぷらだけではなく、素揚げもオススメです。
えび
天ぷらの中でも高い人気を誇るえび。えびの天ぷらを作るときのポイントは、なるべく冷水で混ぜることです。揚げるときは高温にせず、揚げすぎないように気をつけながら余熱で火が通るようにします。そのことでふんわりとしたえび天ができます。
まいたけ
まいたけは小房で分け、小麦粉をハケなどで薄くつけるのがポイント。油の温度は中温でパリッと揚げます。つゆにつけても塩をつけてもおいしく食べられます。
長いも
長いもはおろして食べてもおいしいですが、天ぷらにすることでシャクシャクとした歯ごたえを楽しめます。長いもはあまり小さく切らずに天ぷらにするのがオススメです。強めの中火で中に完全に火が通らないように表面をパリッと揚げます。
モロヘイヤ
モロヘイヤはビタミン・カルシウム・βカロチンと栄養価の非常の豊富な野菜です。軸の部分と葉っぱの部分に分けて揚げるといいでしょう。夏バテ予防にぜひおすすめしたい食材です。
オクラ
オクラはそうめんに合う野菜として非常に人気があります。生でつゆに混ぜたりするメニューもありますが、天ぷらで食べてもおいしく食べられます。揚げる前に板ずりをしておくと食感が滑らかになります。
さつまいも
さつまいもは厚みを持たせるのもいいですが、その分火が通りにくくなるので注意しましょう。おすすめは短冊切り。短めの短冊切りにすることで火も通りやすく食べやすい天ぷらになります。
椎茸
椎茸は切るときに茎の部分とかさの部分に分けましょう。かさの部分は1/2くらいずつ、茎の部分は細めに切って揚げます。食感の違いを楽しむこともできますし、ロスを減らすこともできます。塩・つゆにつけるなど、好きな食べ方で食べましょう。
大葉
大葉は水洗いをしてからしっかりと水気をふき取ります。ハケなどで小麦粉を薄くつけるのがポイント。中温の油でパリッと揚げ、油切りをしたら全体に塩を振りましょう。柚子(ゆず)を添えるとさらに香りが引き立ちます。