お子さんのいる家庭では、子育てにかかる費用(教育費など)を見据えて家計をやりくりしなければなりません。そんな中で気になるのが「お小遣い額」です。「他の家庭と比べて多すぎるのかな?」「将来のことを考えたら、お小遣いの額を減らして貯金に回したほうがよいのかな?」など、家庭により抱く疑問や心配ごとはさまざまです。
当記事では、お子さんを持つ家庭の夫のお小遣い額の平均はいくらなのか? 何に使われているのか? といったお小遣い事情や、将来に役立つ正しいお小遣い額の決め方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
もくじ
子育て中の家庭の夫、お小遣いの平均額は月いくら!?
子育て家庭の夫のお小遣い平均額は、一体いくらなのでしょうか?ここでは、新生銀行グループによる「2018年 サラリーマンのお小遣い調査」による情報をもとに、年代・ライフステージごとのお小遣い平均額をご紹介します。
年代別のお小遣い平均額
年代別で見た時の男女のお小遣い平均額は次の通りです。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 全体 | |
男性 | 42,018円 | 36,146円 | 37,073円 | 44,017円 | 39,836円 |
女性 | 41,826円 | 32,835円 | 32,211円 | 32,515円 | 34,854円 |
20代のうちは男女ともに4万円台をキープしているものの、結婚をして家庭を持つ人が多い30代になるとお小遣い額が3万円台となり、減少傾向が見られます。
男性会社員のライフステージ別お小遣い平均額その後40代以降は男性のお小遣いは少しずつ増えていく傾向があるのに対して、女性のお小遣いは30代からほぼ変わらず3万円台前半をキープしていることがわかります。このように、次第に男女間でお小遣いの差が出てくるという特徴があります。
ライフステージの違いからお小遣い平均額を見ると、どのようなことがわかるのでしょうか?
下記が【男性会社員】ライフステージ別お小遣い平均額です。
全体平均 39,836円
共働き家庭(既婚・子供有り) 32,554円
妻が専業主婦の家庭(既婚・子供有り) 35,664円
共働き家庭(既婚・子供無し) 35,005円
妻が専業主婦の家庭(既婚・子供無し) 28,722円
未婚 48,954円
未婚者のお小遣い額が4万円台後半なのに対し、既婚者のお小遣い額は2万円台後半から3万円台半ばです。結婚すると自由に使えるお金が減る傾向があることから、1万円以上の差が出ていることがわかります。
さらに、【男性会社員】子供の学齢別のお小遣い平均額は次の通りです。
全体平均 39,836円
未就学児のみいる世帯 26,477円
未就学児と小学生がいる世帯 29,469円
小学生のみいる世帯 35,059円
小学生と中学生がいる世帯 28,641円
中高生のみがいる世帯 33,676円
中高生と大学生がいる世帯 35,933円
大学生のみがいる世帯 48,370円
大学生と社会人がいる世帯 43,431円
社会人のみいる世帯 48,853円
未就学児から中高生がいる家庭のお小遣い額は、2万円台後半から3万円台半ばとなっていますが、子供が大学生以上になると、4万円を超える家庭が多いことがわかります。
これにより、子育て家庭の男性に、お小遣い金額の影響が出ていることがわかります。
参考
「2018年サラリーマンのお小遣い調査」結果について|新生銀行グループ