夏休みの自由研究は子供たちが自由に研究を進めるのが本来ですが、どのように研究をしたらいいのでしょうか分からない子供も多いかもしれません。「第59回 自然科学観察コンクール」では、文部科学大臣賞として「うみそらハリセンボンのかんさつ ~寄生虫フグノエについて~」、1等賞として「クモの糸にできる『水滴』の研究」などの自由研究が表彰されました。自由研究で表彰されるくらいのクオリティを追い求めてもいいでしょう。
この記事では、夏休みの終わりまで時間のない場合に便利な「1日でできる工作」も含めて、自由研究の内容についてご紹介します。
もくじ
自宅でもできる簡単自由研究5選
3分間シャーベット
用意するもの
- スーパーのレジ袋
- 氷
- ジュース
- 塩
- 手袋
- 計量カップ
実験方法
- 製氷皿1杯分の氷をレジ袋に入れます。トンカチや硬い棒などでたたいて、細かく砕きます。
- ポリ袋を二重にして、コップ半分の量のジュースを入れてしばります。
- 別のレジ袋を用意して、砕いた氷を入れます。そこにカップ1杯分の塩を混ぜて、②で作った中身を入れます。
- 袋の口を縛り、手袋をした手で強く3分間ほどもみます。押しつぶしすぎて、袋が破れないように注意しましょう。
- ジュースが固まってきたら、中身を取り出してシャーベット状のアイスの完成です。
氷のくだき方や塩の量を変えると、シャーベットのでき具合も変わってきます。いろいろ工夫して、おいしい一品を作ってみましょう。
ティッシュペーパー工作
用意するもの
- ティッシュペーパー
- ペットボトル
- セロハンテープ
- 小さな人形(もしくはゼムクリップ)
- はさみ
パラシュートの作り方
- ティッシュペーパーを1枚正方形に切ります。別の1枚を、細かく切り「こより」を4本作ります。
- こよりをセロハンテープで四角につけ、反対側のこよみをひとまとめにします。先端には小さな人形やゼムクリップでつけ、重しにします。
小物入れの作り方
- ペットボトルの底でティッシュペーパーを水で濡らして、3~4枚かぶせます。
- ティッシュペーパーを乾かして、ペットボトルから外します。ティッシュペーパー自体が小物入れになります。
ハサミやカッターを使うときには、必ず親御さんの目の届く場所でさせるようにしましょう。けがには十分に注意してください。
超カンタン消しゴムスタンプ作り
用意するもの
- 消しゴム
- 彫刻刀(もしくはカッター)
- ペン
作り方
- 消しゴムに押したいスタンプの文字や図柄を描きます。鏡文字で作るようにしましょう。
- 描いたものを彫刻刀(もしくはカッター)で彫って完成です。
スタンプを押すとき、はっきりと映るように、彫刻刀やカッターでていねいに仕上げていきましょう。作っている途中で手を切らないように注意してください。
もののとけ方・指もんさがし
用意するもの
- マニュキュア
- アイシャドウ
- 発砲スチロール
- 透明のスチロールコップ
- コップ
- はけ
実験方法1
- 発泡スチロールにマニュキュアを塗ります。
- 透明なスチールロールコップにマニュキュアを塗ります。どうなるか観察しましょう。
実験方法2
- コップなど指紋の隠れている場所に、はけが触れない範囲で粉を落とします。
- ティッシュペーパーで叩くように払い落します。
- 指紋の形に粉が残ります。
コップ以外でも指紋をつけて、アイシャドウを浮かび上がらせられるかも試せます。マニュキュアは、溶剤が蒸発すると色素が固まって、爪に色がつくようになっています。つまり、この溶剤が蒸発する際に発泡スチロールやスチールロールを溶かしてしまうのです。
洋服屋さん
用意するもの
- 折り紙
- 箱(2~3個)
- 小さなフック
- 両面テープ
- 色鉛筆やペン
実験方法
- 両面テープをつけて箱に小さなフックをかけます。
- 折り紙で洋服を作ります。
- 洋服をフックにかけます。
- 残った箱の中に銀紙を貼ります。
- 看板を色鉛筆やペンでアレンジします。
- 箱に両面テープを貼ります。
- 自由に飾りつけして完成です。
洋服や看板は、子供の好みで自由に飾れます。