2019年度までは、小学校高学年が「外国語活動」として授業を受けていましたが、2020年度以降は教科化されます。それに伴って、中学年でも外国語活動が始まります。高学年では、外国語科ができ、国語や算数と同じように通知表で評価されます。
中学校の英語にスムーズに移行するためにも、高学年では「読み」や「書き」に慣れることも重要視されます。だからこそ、少しずつ英語を「書く」ことに慣れておきたいものです。ここでは、小学校低学年向けの初級、中学年向けの中級、高学年向けの上級の3つのレベルに分けておすすめの英語ドリルをご紹介します。
もくじ
初級編
初級は、小学校1、2年生が楽しみながらアルファベットに触れることができるドリルです。低学年の段階からアルファベットに慣れておくことで、外国語活動が始まったときに抵抗なく授業についていくことができます。
ドラえもん はじめての英語ドリル1
ドラえもんと一緒に楽しく英語を学ぶことができるドリルです。「アルファベット」「フォニックス」「ローマ字」の3つのパートから構成されており、書いて覚えることができるように工夫されています。
本書は900円以下の値段ですが、付属CDにはネイティブスピーカーによる発音が78分収録されています。小学校低学年の段階から、ネイティブの発音に耳を慣らすことができます。
また、1回分のレッスンが見開き1ページで完結するように工夫されています。さらに、ドラミちゃんやのび太くん、しずかちゃんが付属CDで声をかけてくれるので、親のサポートなしでも学習を進めることができます。
くもんの小学ドリルアルファベットとローマ字
アルファベットとローマ字を確実に身につけたいときにおすすめなのが、「くもん」が出版しているドリルがおすすめです。
アルファベット、ローマ字、英単語という流れで段階的に、英語の「書き」の基礎を固めることができます。アルファベットをマスターすることができれば、英語を書くこともスムーズにできるようになるでしょう。
1、2年生はもちろんですが、それ以外の学年でもアルファベットとローマ字の基礎を学びたい子供にはおすすめです。
中級編
中級編では、外国語活動が週に1時間導入される3、4年生向けのドリルをご紹介します。英単語が理解できると学校の授業も、高学年になったときもスムーズに学習を進めることができます。
マンガでわかる! 10才までに覚えたい英語1000
アルファベットやローマ字の基礎はできているけれど、単語がなかなか覚えられないという子供におすすめの本です。
中学英語で必要な1000の単語が収録されており、ダジャレを使って英単語を頭に入れることができます。例えば、「ミツバチ、みつを運びます」の文が「運ビー」となっており、ハチが「ビー」であると知ることができます。
ただ、カタカナで表記されているので、カタカナの発音に偏ってしまう可能性もあります。あくまで、単語のイメージをつかむための読み物として使うのがいいでしょう。
覚えておきたい英単語480
小学校英語で習う単語の中でも厳選した480語が収録されているドリルで、発音が分かるCDもついています。
単語は覚えやすいように「食べ物」「生き物」のようにカテゴリー別になっています。また、イラストがついているので、イラストでイメージを作りながら覚えることができます。CDを聞いて、発音を真似して、書く練習をするという流れになっており、復習ドリルや復習テストもついているので、知識が定着することでしょう。