読書感想文を書く際、文章の終わり方について迷うことはありませんか? 最後の締めで読み手を納得させられる文章だと、読書感想文は何倍も魅力的で印象に残ります。当記事では、読書感想文の締めの書き方や例文を挙げていきます。ぜひ、子供の読書感想文へのアドバイスの参考にしてください。
もくじ
読書感想文の終わりを書くために必要なこと
読書感想文は、本の内容に自分の経験を重ねて自分の考えを述べるものです。自分の考えだけを書くと意見文になってしまい、経験だけを書くとただの作文になってしまいます。登場人物と自分を比べてその違いを述べ、登場人物が自分にどんな影響を与え、読後に自分はどんな成長をすることができたかを書くと、説得力のある読書感想文になります。
登場人物と自分を比較する
まず、読書感想文の終わりを書くために、本を読んで得た感想をどんどん書き出していきましょう。以下で紹介する要素を意識して感想を書くと、読書感想文のまとめを書くときに役立ちます。
登場人物と自分を照らし合わせる
登場人物の行動や考えを自分と比べ、その差を書き出してみましょう。「◯◯のとき、(登場人物)は~したが、自分だったら~」というように箇条書きでメモしていきます。
登場人物の気持ちを考察する
本文には描かれていない登場人物の気持ちを考察してみましょう。「◯◯のとき、(登場人物)は~と考えて、~の行動をしたのではないか」というように書き出していくと、作者が伝えたかったことがより明確化します。
登場人物の真似したいところを挙げる
登場人物の行動や考えで、自分も真似したいところを書き出してみましょう。このとき、できるだけポジティブなことを書くのがコツです。書き出したことは、結論に直接的につながります。
読書感想文の終わり方の具体例
次に、読書感想文の終わりに使える具体的な例文を挙げるので、先述の感想を当てはめながら文章を完成させてください。1つに絞る必要はありませんので、組み合わせながらまとめても良いでしょう。
本を読んで学んだことで締める
- 私は、この本を読んで~を学んだ。
- この本は、私に~を考えさせてくれた。
本を読んで今後に生かしたいことで締める
- 私はこれから~していきたいと思った。
- 今後、〇〇から学んだことを生かして~していきたい。
作者が1番伝えたいことで締める
・作者の考えや本のテーマをまとめてみましょう。
本の中の言葉で締める
- 本の中から、忘れられない印象的な台詞や文章を抜き出して、自分の気持ちとつなげて書いてみましょう。