京都聖母学院小学校の学校情報を難易度、学費、評判まで徹底解説! - cocoiro(ココイロ)

京都市伏見区に位置する京都聖母学院小学校では、カトリックの教えに基づいた特色ある教育が行われています。当記事では京都聖母学院小学校の学費や学校設備に加えて、受験を検討する上で知っておきたい基礎知識や実際に通う生徒の保護者からの口コミまで詳しくご紹介します。

京都聖母学院小学校の学校情報

こちらでは、京都聖母学院小学校の学校情報について、基本情報と教育の特色に分けて解説します。

京都聖母学院小学校の基本情報

創立

京都聖母学院小学校は1927年に創立された由緒ある学校です。

所在地とアクセス

京都聖母学院小学校は、京都市伏見区に位置しています。京阪本線藤森駅から徒歩3分のところにあり、比較的通いやすい場所に位置しています。通学時間の制限はありませんが、小学生に対して長時間の通学は苦痛となるため、1時間程度までの通学時間が望ましいとされています。

教育理念

教育理念は、「カトリックの人間観・世界観にもとづく教育を通して、真理を探求し、愛と奉仕と正義に生き、真に平和な世界を築くことに積極的に貢献する人間を育成する」で、カトリックの思想が色濃く反映された教育理念となっています。

また、校訓は「従順と純潔」となっています。建学の精神を基盤に、神様に愛されるような真摯な学びを追求する学校です。

児童数と教員数

児童数は1クラス約30名、1学年4クラス編成であり、児童総数は男女合わせて約700人です。児童に対して、教員数は約60名となっています。

京都聖母学院小学校の教育の特色

次に、京都聖母学院小学校の教育の特色について紹介します。京都聖母学院小学校では、以下の4つの理念を基本としています。

祈りに見出す

カトリック系の小学校のため、神と人に対する愛と奉仕の実践を行っています。日々のお祈りは、ロザリオの祈り、朝の祈り、食事前後の祈り、お告げの祈り、帰りの祈りの1日5回行われており、神と対話する時間を大切にしています。

また、カトリックの暦に沿って、祈りの集いも行われています。これは、すべての児童、教職員が参加します。

奉仕活動も盛んで、主な活動は「お米一握り運動」と「ルワンダレスキュー隊」です。「ルワンダレスキュー隊」では、義足づくりプロジェクトへの協力を行っています。この活動は1996年から行われています。

命を知る

京都聖母学院小学校では、生涯をとおして命と健康について考えられる子供を育成するため、さまざまな活動を行っています。主なものは、命の学習、クリスマス、体験学習などです。

体験学習では宿泊合宿が行われており、国内のさまざまな場所で人と人との関わりや平和について学びます。

仲間と築く

京都聖母学院小学校で行われている取り組みは次のようなものです。登校時には、登校班で登下校することにより、下級生も安心して通学することができます。また、清掃時も縦割り清掃を行うことで、下級生は上級生から奉仕の心を、上級生はリーダーシップや責任感を養うことができます。

5〜6年生になると、多種多様な委員会活動を行うことで、自主性を身につけることができます。有志の生徒によって行われる合唱団の活動では、3年生から6年生の約80名が参加し、毎日練習しています。

自ら学ぶ

中学受験に対応できる学力とそうした学力をつける意欲を形成するため、京都聖母学院小学校ではアクティブラーニングを推進しています。

次に説明する2コース制をはじめ、学習指導要領よりも多くの授業をカリキュラムとして組んでいたり、高学年では総合テストを計6回実施するのも特徴です。IT機器を使った授業も多々行われています。

昼食後に設けられている「聖母タイム」では、計算や漢字など、短い時間で集中して行える学習を取り入れています。また、読書活動にも熱心な学校であり、さまざまな読書感想文コンクールでも実績を残しています。漢字検定の取得も盛んで、学内で受験することができ、過去には団体奨励賞も受賞しています。

2種類のコース

先述の2コース制について詳しく説明します。

総合コース

総合コースでは、進路選択の幅が広がるようにさまざまな科目を満遍なく学びます。また、芸術科授業や理科の授業では、専門教員による指導の下でより充実した授業を行っています。

「論理エンジン」というテキストを用いて論理的思考力についても磨いていきます。また、1年生から英語の授業を取り入れ、日本人教師と外国人講師のティームティーチング制で行っています。

国際コース

国際コースは総合コースに比べ、英語での学習が多くなっているところが大きな特徴です。算数や理科などの科目も英語で学びます。

また、英語だけで学習したために内容そのものの理解がおろそかになっていないか確認するため、日本語でも補充授業を行っており、フォローアップ体制もしっかりしています。

3〜4年生には国内で英語合宿を、5年生には希望者を募りオーストラリアで語学研修を行うことで、習った英語を実践的に使用する場も用意されています。