1歳のお誕生日! 生まれて初めてのお誕生日を迎えるのは、親にとってとても感慨深いものがあります。育児に追われ忙しい毎日ですが、子供の成長を改めて感じ、感謝することのできる大切な記念日です。日本には古来から伝わる、初誕生のお祝いに関するしきたりもあります。今回は初めての誕生日をどう祝うのか、方法や最近の傾向などをご紹介します。
もくじ
生まれてはじめての誕生日みんなどう祝ってるの?
1歳の誕生日は、親にとってはとても嬉しいものです。かつての日本では、子供が1歳になるまで無事に育つことが難しかったこともあり、生まれて初めての1歳のお誕生日は、盛大にお祝いをする慣わしがありました。近年では、古来の伝統を大切にしつつ、両家の祖父母を招いたり、パパ・ママと赤ちゃんだけで、自宅で行うことが多いようです。
参考:満1歳の誕生日の祝い方|第572回|ハッピー・ノート.com
昔ならではの初誕生祝いのしきたり
初めての誕生日には、昔から行われているお祝いのしきたりが2つあります。ここではどのような意味を持つのか、どんな方法で行えば良いのかをご紹介します。
“一生”に掛けられた「一升餅」
初めてのお誕生日では、「一升餅」というお祝いの方法があります。一升分のお米を使ってお餅を作り、このお餅を使ってお祝いをします。「背負う」というのが一般的ですが、中には「踏ませる」地域もあるようです。この一升餅には
- 一生食べる物に困らないように
- 一生健やかに暮らせますように
という意味が込められています。子供の成長を願う、伝統的なしきたりの1つといえます。背負う場合は、風呂敷やリュックなどにお餅を入れ、子供に背負わせます。かなり重さがあるので、たくさん歩いたりはしなくてもOKです。風呂敷などの場合は、斜め掛けにしたときに、子供の首がしまったりすることのないように注意が必要です。また転ぶことが多いので、できるだけ場所を確保し、広いところで行うようにしましょう。
参考:1歳の誕生日の祝い方は?男女のオススメのプレゼントやレシピ!記念は何がいい?|赤ちゃんの部屋
「選び取り」で将来を占う
「選び取り」とは、赤ちゃんの前にいくつかのアイテムを置き、何を選んだかによって、赤ちゃんの将来や才能を占う慣わしのことです。置くアイテムは各地域によって異なるようですが、
- 筆:学者や文筆業
- 財布:お金持ち・金融関係
- そろばん(電卓の場合もある):商人
- 箸:料理人
などが一般的です。また、必ずしも解釈が決まっているわけではありません。自由に楽しくお祝いをしてあげてください。最近ではスマホ⇒IT関係、はさみ⇒美容師やデザイナー、ボール⇒スポーツ選手なんていう解釈も出てきているようです。
参考:「1歳の誕生日」は特別!?「一升餅」「選び取り」とは #今さら聞けない基礎の基礎|ママスタセレクト