日商簿記検定2級の基本情報
簿記2級の試験日・申し込み期限、受験料、試験科目、合格率をご紹介します。申し込みをする際の参考になさってください。
試験日と申し込み期限
簿記2級の試験日は、6月、11月、2月の毎年3回実施されます。実施される曜日は、日曜日です。
試験日 | 受験可能級 |
2020年6月14日(日) | 第155回1~3級 |
2020年11月15日(日) | 第156回1~3級 |
2021年2月28日(日) | 第157回2~3級 |
(2級|商工会議所の検定試験 より筆者作成)
申し込み期限は、まだ出ていませんが、試験日の2カ月前を目処にホームページで公開される予定です。
受験料
簿記2級の受験料は、4,720円(税込み)です。下記、1級~3級の受験料一覧です。
級 | 受験料(税込み) |
3級 | 2,850円 |
2級 | 4,720円 |
1級 | 7,850円 |
(申し込み方法|商工会議所の検定試験より筆者作成)
ちなみに、ネット試験会場で受験することができる簿記初級は、無料で受験することができます。
試験科目と試験時間
日商簿記3級の試験科目は、「商業簿記」と「工業簿記」の2科目です。
【商業簿記の内容】
購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。
(引用元:試験科目・注意事項|商工会議所の検定試験)
【工業簿記の内容】
企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。
(引用元:試験科目・注意事項|商工会議所の検定試験)
また、出題数は5題以内で、試験時間は合計で120分です。
受験者数と合格率
簿記2級の過去6回の受験者数は、毎回5万人~7万人ほどで、合格率はおおよそ10%台~40%台となっており、実施回によってかなり幅があるのが特徴です。
試験実施回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
152回 | 55,702名 | 41,995名 | 10,666名 | 25.4% |
151回 | 66,729名 | 49,766名 | 6,297名 | 12.7% |
150回 | 64,838名 | 49,516名 | 7,276名 | 14.7% |
149回 | 52,694名 | 38,352名 | 5,964名 | 15.6% |
148回 | 65,560名 | 48,533名 | 14,384名 | 29.6% |
147回 | 63,757名 | 47,917名 | 10,171名 | 21.2% |
参考
受験者データ|簿記 商工会議所の検定試験
2級受験者データ|商工会議所の検定試験
日商簿記検定2級と3級の違い
2級と3級の大きな違いは、工業簿記を理解しているかどうかという点です。2級を取得できれば、原価計算ができるので経営内容を財務諸表から読み取り、適切に分析することができます。中小企業で会計の責任ある仕事を任せてもらえるスキルがあるとみなされ、重宝される存在になります。
その証拠に、リクルートの調査によると、簿記2級は企業が求める資格ランキングでトップです。また、日経新聞の調査によると、保有資格の満足度ランキングで7位となっています。
参考
仕事で使える資格は何か~資格ランキング2016|日本経済新聞
まとめ
簿記2級は、6月・11月・2月の年間3回実施されます。申し込み期限は試験日の約2カ月前から1カ月前までとなり、申し込み方法は申し込みをする商工会議所によって異なります。簿記2級は、営利活動をする企業にとって欠かすことができないお金の流れを管理するスキルがあると評価される価値ある資格です。ぜひ、今後のキャリアアップのために、簿記2級にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
参考