浪人したことを面接で聞かれたら……事前にしておく3つの準備
最後は、浪人したことを面接で聞かれたときのために、準備しておくべきことを3つご紹介します。大切なのは、「浪人」の経験をプラスに捉えることです。面接で浪人についての質問をされたら、自己アピールのチャンスだと思えるように考え方を変えてみましょう!
具体的に何をしていたか書き出す!
浪人していたことを、面接で聞かれることがあります。浪人は、人によっては1つの「挫折」の経験であり、苦しい状況でもあります。だからこそ採用担当者は、「浪人した経験から何を学んでいるのか」や「苦しい状況でどのように思考し、行動するのか」を知る機会だと捉えています。
そこで、採用担当者にアピールできるように、浪人中に何をしていたかを紙に書き出しましょう。
- 予備校に通って勉強に励んでいた
- 予備校代を稼ぐために、アルバイトをしながら勉強していた
- 地域の図書館に朝から晩まで通って勉強した
- 一人旅をして、本当に自分がしたいことを考えた
上記のように、実際に何をしたかという事実をできるだけ具体的に書き出すようにします。そうすることで、「このときは何を考えていたんだろう?」と振り返ることができます。その振り返りから学べていることがあれば、十分アピールへとつながります。
面接時に聞かれることを想定する!
次は、面接のときにどのような質問をされるか想定しておきましょう。例えば、下記のような質問が考えられます。
- 浪人をした原因はなんですか?
- 浪人から得られたことはありますか?
- 浪人時代はあなたにとってどのようなものでしたか?
- 浪人中に意識していたことはありますか?
浪人について質問されたら「チャンス」と思えるように、浪人の経験をアピールできるように練習しておきましょう。浪人したことをネガティブに捉えるのではなく、ポジティブな要素として捉えることがポイントです。
1分間で話せるようにまとめる!
最後は、質問に対して1分間で簡潔に話せるようにしましょう。1分間で話せる文字数は、約300文字です。ここで伝えるべき内容は、「浪人をした原因」「浪人中にしていたこと」「浪人の経験から得られたもの」の3点です。
浪人した原因は、当時の自分のことを振り返れば分かりますし、浪人中にしていたこともはっきりしているはずです。その2つをもとにして、自分なりの気づきが得られるようにしましょう。浪人中に勉強もせず遊んでしまっていたのであれば、今の自分はそれを受け入れてどう変わっているのかをアピールすると良いでしょう。
まとめ
浪人の経験は、一概にマイナス評価になるわけではありません。本人がマイナスに捉えるかプラスに捉えるかで、伝える相手にも違う印象を残します。
浪人時代を隠したい過去として閉ざしてしまったら、そこから学べるものは一つもなくなってしまうでしょう。しかし、浪人時代を自分の一部として受け入れ、そこから学ぼうとすれば、これからの人生を豊かにしてくれる糧となります。浪人した経験を糧にできるよう、ご自身について振り返ってみてはいかがでしょうか。
参考
履歴書への予備校や浪人・留年・中退経験の適切な書き方|採用担当者に好印象を与える学歴の記入方法・面接での回答|キャリアパーク!就活
履歴書の「学歴・職歴」の書き方 (入学・卒業年度早見表・留年/休学時等の記載例付き)|エン転職
履歴書で浪人・留年・休学はどう書いたらいいの?【履歴書】|PARAFT
浪人や留年の原因について質問されたときの答え方。|Happy Life Style
浪人経験を就職の面接選考で不利にしないためのコツ3つ|就活の未来