職務経歴書の用紙の選び方
職務経歴書は、応募企業からの指定が特になければ、自分で準備したものを使用します。選び方のポイントは、自分の職歴に合った様式のものを選ぶことです。
例えば転職回数が多い人は、職務経歴を記入する欄が大きめのものを選ぶといいでしょう。逆に、転職回数の少ない人が職務経歴欄の大きいものを選んでしまうと、余白ができて見栄えが悪くなる可能性があります。その場合は、できるだけ職務経歴欄が小さいものを選び、その代わりに自己PRや志望動機の記入欄が大きめのものを準備しましょう。実務経験の浅さを自己アピールで補うことができます。
職務経歴書をダウンロードするときのポイント
インターネット上にはさまざまな種類の職務経歴書のテンプレートが掲載されており、自分に合ったものを見つけやすいので、ダウンロードするというのはおすすめです。ここでは、インターネットサイトから職務経歴書をダウンロードする際のポイントをいくつかご紹介します。
自分に合ったフォーマットを選ぶ
インターネットサイトによって、職務経歴書のフォーマットも違います。それぞれに特徴がありますので、書式や項目などをよくチェックして自分に合ったものを選びましょう。職務経歴書には、以下のような3つの種類があります。
書式名 | 特徴 | この書式が向いている人 |
編年体式 | 職務経験を時系列に記入するタイプ |
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逆編年体式 | 職務経験を現在から過去にさかのぼっていくタイプ |
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キャリア式 | 職務経験を職務内容ごとに記入するタイプ |
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それぞれの書式の特徴と、職務経歴書で自分が伝えたいことを比べながら、自分の魅力を最大限にアピールできるフォーマットを選んでみてください。
サイズはA4が基本
ダウンロードするテンプレートによって用紙のサイズは異なりますが、拡大・縮小をすることでどのようなサイズでも出力することができます。ただし、一般的に職務経歴書はA4サイズで印刷するのが基本です。テンプレートがA4以外のサイズの場合は、拡大または縮小して、A4サイズで印刷するようにしましょう。
用紙は白色の上白紙
職務経歴書を印刷する際は、白い用紙に黒色のインクで印刷してください。厚手のタイプ、または上質紙がおすすめです。商品によっては再生紙を利用したもので少し白色度の低い用紙がありますが、職務経歴書には向いていません。履歴書・職務経歴書がきれいに印刷できる専用の用紙も販売されているので、どの用紙か迷うときは、履歴書印刷専用紙などを購入してもいいでしょう。
プリンターがない場合はコンビニで印刷
家にプリンターがない場合は、コンビニエンスストアのマルチコピー機を利用して印刷することができます。コンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機では、SDカードやUSBメモリなどに保存したデータを印刷することができます。機種によって印刷方法が違いますので、マルチコピー機の画面の案内に従って印刷するようにしてください。
コピーしたものはNG
職務経歴書は、必ず直接印刷したものを提出しましょう。コピー機の画面の汚れや用紙の陰影が写る可能性もあるので、印刷した職務経歴書をコピーして提出するのはおすすめできません。印刷した職務経歴書をコピーしたものは、緊急時のために手元に保管する目的として使用するに留めましょう。
提出する前に必ずチェック
直接印刷した用紙でも、汚れやシワなどがある場合もあります。職務経歴書を印刷したら、必ず用紙全体をチェックするようにしましょう。どんなにていねいに内容を考えても、提出する用紙に不備があっては台無しです。インクの薄れがないか、印刷が斜めになっていないかなど入念に確認してください。
まとめ
職務経歴書の用紙を選ぶ際は、目的や自分がアピールしたいことに合った形式を選ぶのが大切です。自分が職務経歴書で特にアピールしたいことはなんなのか、どのように表現すれば自分の魅力を最大限伝えられるかなどを事前に考えてから用紙を選ぶようにしましょう。
転職回数が多い、業務経験が少ないなどの悩みも、適切な職務経歴書の用紙を選ぶことでアピール材料として提示することができます。もちろん、読みやすさを意識して職務経歴書を作成することも重要です。ぜひ自分にあった用紙を使って、書類選考で好印象を与えられる職務経歴書の作成に取り組んでみてください。
参考
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