自己PRは4つのことを意識して書こう
「職務経歴は書けるけど、そこからの自己PRが難しい」と感じている人もいることでしょう。自己PRを記入する際は、以下のことを意識してみると考えるヒントが得られます。
今までの経験の生かし方を考える
自分にとってこれから応募する業種・職種が未経験であるように、採用担当者にとっては応募者の経験してきた仕事が未経験であるかもしれません。「この職業ではどのような経験が得られたのか」「その経験はどのように応用可能なのか」が採用担当者にも伝わるように、説明する方法を考えてみましょう。
実際に転職して経験が生かせるかどうかは、やってみないと分からないという面も多分にあります。しかし、応募者からのアピールがあることで、採用する企業側としても人材の活用方法をイメージしやすくなります。
「なんとなく」「雰囲気」で応募したように思わせない
「昔から憧れていた業界で、一度は諦めたけれどやはり再チャレンジしてみたい」、このような動機で転職活動を行っている人もいることでしょう。この場合に注意したいのは、「その熱意が本物であることをしっかりと伝える」という点です。
憧れをもとにした転職活動と聞くと、採用担当者は「やっぱりイメージと違ったとなった場合に、すぐ離職してしまうかもしれない」と考えるかもしれません。そうではなく、きちんと業種・職種についての知識を持って転職活動していることを、職務経歴書で伝える必要があります。
伸びしろがあることをアピール
未経験の転職者を採用する企業側のメリットとして、「伸びしろがある」という点が挙げられます。ビジネスパーソンとしての経験は持ちつつも、未経験者であるため教育がしやすく、同業種からの転職者よりも社風になじみやすいことが期待されているようです。
これは未経験者ならではの強みなので、積極的にアピールしていきましょう。学ぶ意欲や前向きさは、これまでの業務経験から推測されることもあります。仕事の中で新しく取り組んだ内容や、取得した資格がある場合はそれらを記載しましょう。
実際に異業種・異職種に転職した人を参考にしよう
不動産サービス「cowcamo」は、購入希望者と物件の内見に出かけたり、打ち合わせをして希望を取りまとめたりするエージェント職に未経験者を多く採用しています。未経験者がどのようにして、これまでのキャリアを不動産業界に結びつけているのか見てみましょう。
前職はホテリエ。笑顔とホスピタリティ全開でお迎えいたします!キッチン、バス、トイレなどの水回りを中心に、清潔かつワクワク家事ができる暮らしを実践中。収納や生活動線など、女性ならではの視点でご提案。
前職のテーラーでは、お客様ひとりひとりに合わせたデザインをオーダーメイドで提案してきました。モノが形になる前のイメージを伝えたり、言葉で表現しきれない想いを汲み取ることならお任せ下さい。多様な皆さんの価値観に対して、一点ものの住まいを提案いたします。
(引用元:エージェント一覧 | cowcamo)
ホテルから不動産、アパレルから不動産と、一見すると全く接点がないように思われる仕事でも、その経験を個性として生かしながら働けることが分かります。このように、実際に異業種・異職種へ転職した経験者を参考にすると、簡潔ながら伝わりやすい自己PR文作りに役立ちます。
まとめ
応募者にとって不安が多い未経験業種・職種への転職活動。職務経歴書は書式が自由であるため、長い文章で熱意を伝えたくなることもあるかもしれません。しかし、まずは端的に、分かりやすくまとめることを目指しましょう。推敲を繰り返す中で自分の経験を見直し、希望する仕事への理解が深まるはずです。
参考
未経験の業界・職種に転職する時、職務経歴書で自己PRすべきこと 職種別のサンプル例文あり! |エン転職
未経験の職種・業種へ転職する際の志望動機とポイント【例文付き】 |マイナビエージェント
未経験の業種・職種に応募する場合の自己PR例 | リクナビNEXT