アメリカの名門州立大学、ミシガン大学。留学先としては難関校に位置づけられますが、どのような大学なのでしょうか。その概要や難易度レベル、学費、著名な卒業生など、留学を考える際の参考になる情報をまとめました。必要な学力・英語力のレベルをにらみつつ、ミシガン大学での学生生活や勉強、仲間、将来の可能性などについて、イメージを膨らませてみてください。
もくじ
ミシガン大学アナーバー校の概要
世界的にも有名な公立の研究大学
ミシガン大学は、アメリカ・ミシガン州立の研究型総合大学です。アメリカトップレベルの名門公立大学として名高く、その教育レベルや研究実績は、世界的にも高い評価を得ています。1817年デトロイトに創立され、1837年アナーバーにキャンパスを移しました。一般に「ミシガン大学」という場合は、このアナーバー校のことを指します。
ミシガン大学にはアナーバー校のほか、ディアボーン校、フリント校の2つの地域キャンパスがありますが、これらの2校はアナーバー校とは独立したカリキュラムや入試プロセスを持っています。この記事で解説するのは、アナーバー校についての情報です。
14の学部と100を超える専攻科目
ミシガン大学には14の学部（schools and colleges）があり、そのうち新入生の入学を受け入れるのは7学部です。新入生の多くは、リベラルアーツ（すべての学問分野の基盤となる幅広い「教養」）を学ぶ学部である College of Literature, Science, and the Arts（LSA）に入学します。
＜ミシガン大学の学部＞（☆は新入生の受け入れ学部）
- College of Literature, Science, and the Arts（LSA）☆
- College of Engineering（工学）☆
- College of Architecture & Urban Planning（建築、都市計画）☆
- School of Art & Design（アート、デザイン）☆
- School of Kinesiology（運動学）☆
- School of Music, Theatre & Dance（音楽、演劇、舞踊）☆
- School of Nursing（看護）☆
- College of Pharmacy（薬学）
- School of Dentistry（歯学）
- School of Education（教育）
- School of Information（情報）
- School of Public Health（公衆衛生）
- School of Public Policy（公共政策）
- School of Business（ビジネス）
学部の下に、100を超える専攻科目があります。多くの学生は入学後、さまざまな授業やプログラムを受けながら自分の興味関心を探り、専攻を決めていきます。
男女比やマイノリティの比率は？
ミシガン大学の学生は、アメリカの50の州および世界92ヶ国から集まっています。人種や性別の比率は次のグラフの通り。約4割が非西欧系のルーツを持つ学生たちで、アジア系学生は14.6％、男女比は半々です（2019年データ）。
＜学生の人種比率＞
（参照元：Student Profile｜Undergraduate Admissions-University of Michigan）
＜学生の男女比率＞
（参照元：Student Profile｜Undergraduate Admissions-University of Michigan）
参考
History & Tradition｜Undergraduate Admissions-University of Michigan
Majors & Degrees｜Undergraduate Admissions-University of Michigan
