企業がチェックするポイントについて
企業が履歴書やエントリーシートを確認する際には、どのような点をチェックするのでしょうか。履歴書やエントリーシートの提出方法や記入方法は、志望先の企業によって異なります。郵送の場合もあれば、メールで提出することもあるでしょう。用紙に手書きで書くケースもあれば、企業が用意したホームページから入力・提出をすることもあります。型にとらわれずに自由な表現を求める企業もあるかもしれません。
履歴書とエントリーシートは、これまでご紹介したとおり、規格や項目が異なります。どのような形で提出するにせよ、以下の点に注意しながら作成するようにしましょう。
エントリーシートの「志望動機」と「自己PR」は分かりやすく書く
エントリーシートは履歴書と比べると記入するスペースが広いため、具体的に書くことが可能です。しかし、長文でエピソードなどを書いてしまうと、一番アピールしたいことが採用担当者に理解してもらえなくなる可能性があります。志望動機と自己PRを書く際は、まずは結論を述べるようにし、一番最初にアピールしたいことを伝えると良いでしょう。
また、履歴書の志望動機や自己PRとエントリーシートの同項目では、テーマに一貫性を持たせることも一つのポイントです。例えば、履歴書では趣味・特技として「読書・映画鑑賞」と記載していたにもかかわらず、エントリーシートではスポーツやアウトドアなどの体育系のエピソードを披露してしまうと、一貫性がないと判断され、評価が下がってしまう可能性があります。履歴書とエントリーシートの内容は、必ずセットで考えるようにしましょう。
履歴書は一般常識もチェックされる
履歴書には、住所や学歴、資格などの個人情報を書く欄が多くありますが、記入する際のマナーには気を遣う必要があります。特に学歴欄では、略称を用いないよう注意してください。普段どおりに「高校」と書くのではなく「高等学校」とします。志望動機や自己PRで企業を指す場合は、話し言葉の「御社」ではなく「貴社」と記載するなど、一般常識を守りながら書くようにしましょう。
このように、内容が良くても基本的なマナーが守られていなければ、印象が悪くなってしまう可能性があります。誤字脱字や略称には十分気をつけ、間違えた場合も修正ペンなどは使わず、新しい紙に書き直すようにしてください。
履歴書とエントリーシートは意味が異なる
エントリーシートは主に面接時の参考資料として用いられ、履歴書は個人情報や応募資格の有無の確認となる公的書類としての役割があります。特にエントリーシートは、企業によって項目や形式が異なるため、事前にしっかり確認し、正しい方法で作成して提出するようにしましょう。今回ご紹介した内容を参考にして、履歴書とエントリーシートの意味や目的について理解し、就職活動に役立ててください。
参考
エントリーシートと履歴書の違いは?書くときに気をつけるポイントは? |リクナビ就活準備ガイド
【エントリーシートと履歴書の違い】作成する際のポイントと注意点 | 就活の未来
ちょっと待って。エントリーシート(ES)と履歴書の違いってなに? | 就活Hack
ESとは?履歴書の違いと企業が求めるエントリーシートについて解説 | ジェイック
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