書くのに悩む項目の書き方ヒント
「空欄が良くないのは分かったけど、書くことがない!」と困ってはいませんか? 続いては、各項目の書き方のヒントを解説します。
志望動機
アルバイトの場合、「時間の都合が良かったから」「通いやすいから」「給与が良いから」という理由で応募先を決めることが少なくありません。しかしこれらは、一般的には「志望動機には書かない方が良い」とされています。採用担当者の気持ちを考えてみると、「一緒に働きたいです!」と熱意を持っている応募者のほうが好ましく感じられるでしょう。
そのため、条件面以外できちんと業務内容を理解しているということをアピールすると良いです。キッチン業務であれば、「正確にきっちり料理ができるようになりたい」「自分の好きなメニューがどのように作られているのか興味がある」など、「この仕事のどこに、どのような興味関心があるのか」を書いてみましょう。
それでも、どうしても書くことがないという人は、あえて条件や待遇の良さを記入してみる手もあります。採用担当者によっては、「正直で信頼できそうな人だな」と思ってもらえるかもしれません。ただし、これは不快に思われる可能性もある方法なので、実行するにはよく考えてからにしてください。
自己PR
自己PR欄は、「御社にとって私はこういう風に役に立つ人間ですよ」とアピールする項目です。例えばコンビニなどの小売業であれば、「整理整頓が得意です」「細々とやることを見つけて動くことができます」というのは重要なポイントですし、その他の接客業でも、「体力があります」「笑顔が良いと褒められます」といった点はアピールできるポイントになるでしょう。応募先と自分の相性がどこにあるかをよく探してみましょう。
趣味
趣味は、仕事に直結しないことが多い項目です。「なぜこんな欄があるの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
趣味の欄は本人の人となりを知るためだったり、面接時に話のきっかけ作りにするために使われます。そのため「読書」「映画鑑賞」と簡潔に書くよりは、「小説を読むのが好きです」「SFものの映画をよく見ます」などと具体的に書くと、採用担当者にはありがたく感じられるようです。
本人希望欄
先ほど「特に希望がない場合は空欄でも良い」と書いた本人希望欄ですが、逆に「この条件が外れると仕事ができない」というものはきちんと書いておきましょう。
「ダブルワークをしているため週末のみ働けます」「子供のお迎えがある17時まで働けます」といった必須条件です。これらは、漏らさずに書いておきましょう。
急いでアルバイトを探しているときの失敗としてありがちなのが、本当は週2くらいの勤務を希望しているのに「週3出られる?」と尋ねられて、「できます!」とその場の勢いで答えてしまうことです。すぐに仕事を見つけなければと焦るあまり、「たぶん頑張れるだろう」と考えてしまうのですが、少しの無理がたたって単位を落としたり、体調を崩したりする人も少なくありません。無理せずに続けられる範囲で希望を出すようにしましょう。
まとめ
履歴書は、アルバイトを始めるか、就職活動をするようになるまで使うことのない書類です。最初のうちは慣れていないので、何を書けばいいのか分からず悩むことも少なくありません。基本的には、「この紙一枚を見て合否が決まることもある」ということを念頭に置いて書くことをおすすめします。体裁を整えるのは、主にそのためだとも言えます。
一方、「自分とこの会社の相性は良いのか?」という視点も忘れずにいましょう。履歴書は採用の合否を左右する重要な書類ではありますが、企業側と応募者の条件をすり合わせる参考にもなるものです。無理せず働ける良い勤務先を見つけるため、工夫して良い履歴書を作ってください。
参考
履歴書に「空欄」があっても大丈夫? | リクルートエージェント
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