第二新卒はいつまで?期間や既卒との違い、第二新卒で転職の利点など - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

第二新卒で転職するメリット

それでは、第二新卒として転職活動をする際のメリットを紹介します。

企業の戦力として採用されやすい

社会人としての経験があり、基本的なビジネスマナーも身についている第二新卒は、新卒よりも早く企業の戦力として採用されやすいと言われています。前職で最低限の社会経験をしているので、新卒のようにゼロから教える必要もなく、その分、即戦力として起用されることもあるようです。社会経験が長い人よりも前職のカラーに染まっておらず柔軟な対応ができるのも、第二新卒が企業から評価される理由の一つです。

職種や業種を変えやすい

株式会社マイナビの「中途採用業務の実績調査」によると、社会人4年目以上の経験者の採用基準として重視される「仕事に対する理解度」や「資格」「仕事の成果」は、第二新卒ではそれほど評価の基準として挙がっていないのが特徴です。熱意や人柄が評価される傾向にあるので、特別な経験やスキルがなくても未経験の職種や業種に挑戦する絶好のチャンスです。

本当にやりたいことに近づきやすい

新卒の時は社会経験もなく、本当にやりたいことが分からないまま就職した人もいるかもしれません。社会人として働いたことのある第二新卒は、経験を通して自分の適性や強みに気づいた人も多く、本当にやりたい職業や自分に合った仕事に就き新たなスタートを切ることができるのも魅力です。

第二新卒で転職するデメリット

第二新卒での転職活動にはデメリットもあります。

短期間で仕事を辞めたマイナスイメージ

新卒で就職してから短期間で辞めてしまうことがマイナスイメージになり、不利になってしまうことがあります。採用担当者によっては「また辞めてしまうのでは?」と不安に思うことも。なぜ自分が短期間で転職する決心をしたのか、自分の弱みや失敗をどのように改善し成長していきたいかを明確にし、採用担当者に伝えるようにしましょう。

昇進や退職金において新卒と差が出る

第二新卒は新卒と比べて勤続年数が少ないので、退職金などの支給額が低くなる可能性もあります。また、昇進にも新卒と差が出てしまうことも。離職を検討する際は、これらのことも判断材料としてよく考えて決めるようにしましょう。

まとめ

第二新卒の定義や期間、第二新卒のメリットやデメリットなどについて紹介しました。はっきりとした定義はありませんが、第二新卒とは新卒入社から1〜3年の求職者を指すのが一般的です。転職活動では有利になることが多い第二新卒ですが、「辞めやすい人」というイメージを与えてしまったり、昇進・退職金において損をしてしまったりする可能性などをも考えながら、自分が本当にやりたいことについてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

参考

~新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者39.2%、新規大卒就職者32.0%~|厚生労働省

【第二新卒とは】新卒後いつまでの期間?年齢は何歳まで?既卒との違いもプロが解説|転職nendo

第二新卒が転職しやすい時期と失敗しない転職にする成功知識9選|キャリズム

第二新卒っていつからいつまで?定義と既卒・中途採用との違い|ジョブシフト

中途採用状況調査2019年度版|中途採用サポネット

この記事をかいた人

shokole

ライター・英語講師・翻訳者。英検1級、TOEIC980点。英文科を卒業後、すぐに結婚。移住したアメリカで、日本とアメリカの子育ての違いに興味を持ち、現地の大学で幼児教育を学ぶ。6年のアメリカ生活を経て、帰国後に英会話教室をスタート。現在は英語講師のほか、翻訳や論文の英語チェックなどにも従事。ライターとては、英語学習や教育関連の記事を中心に執筆。キッチンで料理するのが毎日の癒し。6人の子供の母。