第二新卒でも大手に就職できる?大手企業が第二新卒に求めることは? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

第二新卒で大手企業に転職するポイントは?

それでは、第二新卒として大手企業に転職するポイントをいくつかご紹介します。

転職の時期を見極める

企業によっては通年求人募集をしているところもありますが、大手企業の多くは募集期間が限定されています。このため、自分の転職に必要な準備期間やタイミングを把握し、具体的なスケジュールを立てることが大切です。

募集時期は企業によって異なりますが、1月1日、4月1日、10月1日など、期の変わり目の入社を目標にして、その3ヶ月から4ヶ月前に募集を始める企業が多いようです。人気の大手企業では応募者が殺到するため早くに募集を締め切る場合もありますので、企業の求人募集情報は常にチェックするように心がけましょう。

参考

第二新卒が大手企業への転職を狙う際のポイントは?|RECRUIT AGENT

第二新卒の「弱み」をカバーする

第二新卒の弱みは、前職を短期間で離職する、またはしたことです。企業によっては、「うちもすぐに辞めてしまうのでは?」と懸念するところも少なからずあります。第二新卒者の退職理由はさまざまですが、ネガティブな退職理由もポジティブに伝えることにより、「弱み」をその人の「強み」とすることができます。退職理由の原因が「不満」である場合も、「もっとこうしたい」というポジティブな気持ちとしてアピールしてみましょう。

自分のやる気をアピールする

第二新卒での転職は、その企業でどのように活躍していきたいかという仕事へのやる気を伝えるように心がけましょう。第二新卒の採用基準として企業が重視することとして、熱意やポテンシャル、入社意欲の高さなどが上位に挙げられています。なぜなら、具体的な目標を持ったやる気のある人は、育てやすく伸びやすい人材と考えられているからです。入社したらどのように仕事に取り組んでいきたいかなど、自分の入社意欲をしっかり伝えましょう。

企業が求める人物像と自分をマッチさせる

第二新卒の転職では、企業が求める人材と自分がマッチしているポイントを強調してアピールするようにしましょう。そのためには、志望する業界や企業について事前によく研究する必要があります。前職とは違う職種や業界にチャレンジする場合でも、今までの自分の経験と企業が求める経験との共通点を探し、自分がその企業にふさわしい人材であると感じてもらえるようアピールしてみてください。

大手企業に転職するメリット

大手企業で働く魅力の1つには、大企業ならではの「安定感」があります。企業によって差はありますが、一般的な中小企業と比べると年収、賞与、福利厚生などの点において充実しているところが多いのが特徴です。また、教育・研修制度が充実していることもメリットとして挙げられます。企業で働く中で必要となる基本的な研修から、業務内容に特化した専門的な研修まで、職務に必要な知識やスキルを学ぶ機会が多くあります。

大手企業に転職するデメリット

中小企業と比べて従業員の人数が多い大企業では、自分の働きが企業の実績につながりにくいと感じることがあるでしょう。たくさんの従業員の中に自分の存在が埋もれてしまい、個々の裁量権が大きい中小企業と比べると、やりがいをあまり感じられなくなってしまう可能性があります。大手企業への転職を考える際は、自分が希望している働き方が実現できる企業かどうかを見極めて、慎重に判断するといいでしょう。

まとめ

第二新卒から大手企業へ転職する際のポイントや、大手企業が第二新卒に求めているもの、転職のメリット・デメリットなどについてご紹介しました。第二新卒でも、大手企業に転職できる可能性は十分にあります。これまでの社会人としての経験、離職を決心した過程や自分の熱意を強みとして、応募企業に伝えましょう。自分の希望する働き方や進路に合った大手企業を見極め、第二の社会人生活に向けてぜひ頑張ってみてください。

参考

新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)を公表します|厚生労働省

第二新卒とは?|マイナビジョブ20’s

実はチャンス!?第二新卒で大手企業に転職するポイント|マイナビAGENT

第二新卒が転職しやすい時期と失敗しない転職にする成功知識9選|キャリズム

第二新卒の転職はなぜ有利なの?理由と成功率を高めるコツ|シンアド転職

この記事をかいた人

shokole

ライター・英語講師・翻訳者。英検1級、TOEIC980点。英文科を卒業後、すぐに結婚。移住したアメリカで、日本とアメリカの子育ての違いに興味を持ち、現地の大学で幼児教育を学ぶ。6年のアメリカ生活を経て、帰国後に英会話教室をスタート。現在は英語講師のほか、翻訳や論文の英語チェックなどにも従事。ライターとては、英語学習や教育関連の記事を中心に執筆。キッチンで料理するのが毎日の癒し。6人の子供の母。