受験資格の注意点
高卒区分の受験資格は、高等学校または中等教育学校を卒業した方です。しかし、学校を卒業してから2年以上5年未満の方のみが受験することが可能となるため、卒業してから一定以上の年数が経っている場合は対象外となる可能性があります。また、日本国籍を持っていない方などは対象外となるため、注意が必要です。
参考
裁判所事務官の試験のおすすめの勉強法
裁判所事務官の試験は、前述した通り倍率が高い難関試験となっています。そのため、採用試験に合格するためにはあらかじめ試験対策を計画的に行う必要があるでしょう。公務員試験用の参考書に取り組むという方法もありますが、一番おすすめの方法は裁判所が公開している過去問に目を通し、出題傾向について理解することです。また、科目数が多いことから、目標点数を決めて勉強計画を立てるのも一つの方法でしょう。
過去問に取り組む
過去の試験問題は、同じような問題や分野が繰り返し出題されているといいます。公務員試験は問題を少し変えて出題されることが多く、その分試験対策もしやすいといえます。試験に出題される科目が多いため、まずは過去に出題された問題を勉強し、試験のパターンを把握するのが効果的でしょう。過去問は裁判所事務官の過去問だけでなく、他の国家公務員の一般職や警察官などの過去問なども参考に勉強するのがいいでしょう。
目標点数を決めて勉強計画を立てる
高卒区分の2019年の試験は、満点が45点となっており、平均点は21.36点となっています。そのため、少なくとも7割以上、32点以上はクリアしておく必要があるでしょう。満点を取ろうとするのではなく、試験科目の得意分野で半数以上を獲得できれば、おのずと点数も取りやすくなっていきます。数学が得意な方は知能問題に重点を置き、さらに一般科目の出題傾向をある程度つかむようにするなど、勉強の方法を工夫することで効率的に試験対策を進めることができます。個々の問題の配点などは公表されていませんが、一般知識よりも一般知能問題の方が出題数が多い傾向にあるため、理数系分野の理解は必須といえるでしょう。
参考
2019年度実施結果 一般職試験(裁判所事務官,高卒者区分)|裁判所
高卒でも裁判所事務官として働くことができる
高卒の方で裁判所事務官を目指す方もいるかもしれません。採用試験の倍率は高く、難関試験といわれていますが、試験対策にしっかりと取り組めば、合格できる可能性は十分にあります。今回の記事を参考に裁判所事務官の高卒区分の試験対策に取り組み、裁判所事務官を目指してみてはいかがでしょうか。
参考
裁判所|裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官,高卒者区分)
高卒で目指せる裁判所事務官3類ってどんな試験?情報まとめ | 公務員試験の情報ブログ
高卒で裁判所事務官になる!基礎能力試験の勉強法 | 公務員試験の情報ブログ