ボストン大学の難易度は?基本情報や学費、留学について詳しく解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

歴史的な街並みで観光地としても人気のボストンは、アメリカを代表する都市としても知られています。そのボストンにある大学の一つ、ボストン大学はアメリカでも有数の大規模な私立総合大学で、留学生の数が多いことでも有名です。当記事では、ボストン大学の難易度や学費、学校の特色などについて紹介します。

ボストン大学の難易度は?

アメリカの大学は、日本の大学のように一斉に入学試験はせず、出願時に提出する書類の審査により合否が決まります。そのため、日本人にとってアメリカの大学の入学難易度は少し分かりにくいと感じるかもしれません。ここでは、大学の入学基準や大学ランキングを基に、ボストン大学(Boston University)の難易度の目安をご説明します。

ボストン大学の偏差値

アメリカの大学には偏差値は存在しませんので、ボストン大学在学生の学力の平均と合格率などを見ながらボストン大学の難易度を見ていきましょう。

  • 合格率(2019年秋・学位課程):18.9%
  • 高校での成績の平均:GPA3.67(90-92%)
  • SATスコアの平均:1420-1530

SATとはアメリカの大学進学を希望する人を対象とした共通テストです。数学と英語のセクションに分かれており、合計1,600点満点となっています。1,400点以上のSATスコアはかなり高い学力レベルで、アメリカの名門私立大学として知られるアイビーリーグ大学8校にも匹敵する点数です。

参考

ACADEMIC PROFILE | Boston University

Academic grading in the United States | Wikipedia

ボストン大学の世界大学ランキング

世界の大学を「教育充実度」や「教育成果」などの基準で審査して発表するTHE世界大学ランキング2020では、ボストン大学は世界で第61位にランキングしています。日本の大学からは、京都大学が第65位にランキングしています。京都大学の偏差値が67〜76です。このことから、ボストン大学の難易度の高さがうかがえます。

参考

World University Rankings 2020 | THE 

京都大学|Benesse マナビジョン

ボストン大学の学校の特色

1839年に創立されたボストン大学は、アメリカでも有数の名門私立大学として知られています。ボストンにある数多くの大学の中でも最大規模と言われており、自由な学風と国際色豊かなところがボストン大学の特徴です。ここでは、ボストン大学の学校の特色について詳しく紹介します。

質の高い教育プログラム

ノーベル化学賞を受賞した下村脩氏をはじめ、ユニークで経験・実績豊かな教授陣による質の高い教育がボストン大学の一番の魅力です。クラスの人数平均が27人と少人数制で、さまざまな分野において国際的に活躍する教員から行き届いた授業を受けることができます。ボストン大学では研究活動にも力を入れており、アメリカで「研究資金の援助が多い大学」としても有名です。学部学生の研究プログラムも設けられており、大学院生でなくても研究室に参加したり自分で研究を行ったりすることも可能です。

参考

ACADEMIC EXCELLENCE | Boston University Admissions | BOSTON UNIVERSITY

バラエティー豊かな学部が人気

ボストン大学には17の学部があり、300以上の専攻・プログラム、5,000を超える授業数を誇ります。人気の専攻には、ビジネス、経営、マーケティング、コミュニケーション、ジャーナリズム、社会科学、生物学、工学などがあります。また、ロースクール、歯学部、医学部は高い評価を受けています。学部の変更は比較的簡単にできるので、数多くある専攻の中から、自分に合った分野を探してみるのもいいでしょう。

参考

ACADEMIC EXCELLENCE | Boston University Admissions | BOSTON UNIVERSITY

ボストン大学(Boston University)|Y-SAPIX GLOBAL CAMPUS

一般教育カリキュラムの導入

ボストン大学では、「BU Hub」と呼ばれる必須の一般教育カリキュラムを導入しています。BU Hubは、「美的・歴史的解釈」「科学的・社会的探求」「多様性」などの6つの必須キャパシティーに分かれており、学生はその中から卒業に必要な一般教育課程の単位を取得します。幅広い知識の修得や訓練を通して、学生の多様性や変化の中でも適応できる能力を育てます。

参考

The BU Hub: FAQs Answered | BU Today | Boston University

ボストン大学での学校生活

それでは、ボストン大学のキャンパスがあるボストン市やボストン大学の学校生活などについて紹介します。

ボストンはアメリカきっての学園都市

ボストン大学があるボストンは、アメリカの北東部マサチューセッツ州の州都です。面積が静岡県と同じくらいの広さのボストン市内には、30以上の大学があり、アメリカ最大の学園都市として知られています。ボストンの住人の5人に1人は学生か大学の教職員か、とまで言われているほどです。赤レンガをはじめとする歴史的な美しい街並みはアカデミックな空気が流れており、アメリカの大学生活を満喫できることでしょう。治安の良さや公共交通網も整っています。

参考

ボストン大学(Boston University)|Y-SAPIX GLOBAL CAMPUS

Boston by the Numbers 2018 | the Boston Planning and Development Agency Research Division

スポーツなどのアクティビティが盛ん

大学の街ボストンの大学だけあり、ボストン大学の課外活動はとても盛んです。ありとあらゆるスポーツ、文学部、ロック音楽など、ボストン大学には500以上のクラブがあります。その中から自分が興味のあるクラブが見つからなかった人には、大学のアクティビティオフィスがその人に合ったアクティビティを提案・サポートしてくれます。大学内では、年間何百ものイベントが開催されています。

充実した施設・環境

ボストン大学のキャンパスは、学生が学びの場としてフルに活用できる施設がたくさんあります。音響・視覚教材の充実した教室、大講堂、広大なアリーナ、ジム、図書館など、学生生活を満喫するための施設がキャンパスのいたるところに設けられており、300以上の建物、23の図書館、2,000以上の研修施設を有しています。学会や会議、イベント、スポーツの試合など、さまざまな場面において学生・教職員により活用されています。