髪色は社風に合わせる
業界や会社によって髪色を選択できる幅は異なります。ここでは、特に髪色に厳しい業界と寛容な業界についてご紹介します。
金融系・公務員は髪色に厳しい
まず、銀行や証券会社などは、客にクリーンなイメージを持ってもらおうと、黒髪をスタンダードとしています。お金を預けたり、取り扱う業界では、「きちんとしている」という第一印象(見た目)が重視されるのです。
また、教員や役人、政治家などの公務員は、「清潔感」や「誠実さ」が重要な職業です。給与が税金から支払われていることから考えても、世間から求められる印象は大切にしなければならない職種と言えるでしょう。それ以外にも、商社や医療系、福祉系も「清潔感」や「誠実さ」が重視される業界なので、黒髪が原則となっていることが多いようです。
なお、ベンチャー企業よりも大手企業の方がブランドイメージが確立されている分、髪色などの規定が厳しい場合が多いとみられます。
アパレル系・IT系は髪色に寛容
アパレル系の会社では、黒髪でいることよりもファッションセンスがあることが企業の価値となっていくので、髪色や髪型に寛容です。ただ、超一流のブランドでは、お客様も超一流の方となりますから、黒のスーツに黒髪でフォーマルにまとめていることが多いようです。
また、IT系の企業では、エンジニアやデザイナーなど社内で仕事をすることが多いため、髪色にも服装にも寛容であることが多いです。Appleの創設者であるスティーブ・ジョブズが、黒のタートルネックにデニムというスタイルだったことからも、IT業界の寛容さがうかがえます。
なお、ベンチャー企業やクリエイティブな仕事をする業界は、大企業に比べて髪色に寛容な会社が多いと言えるでしょう。
迷ったら黒髪にしておくべき
インターンシップに参加するときに、服装について指定がなく、働いている社員の方の服装や髪色もばらばらということがあります。このような場合は、迷います。迷ったら、黒髪にしていくのが無難でしょう。
冒頭でご説明した通り、就活生の75%は黒髪で就活しています。また、企業の採用担当者の2人に1人は、新入社員の髪色が気になっています。この2点を考慮すれば、黒髪で参加してマイナスの印象を与えるとは考えづらいです。
逆に、髪を染めた状態でインターンシップに参加するのであれば、それをメリットとできるようにする必要があります。メリットにできる要素がないのであれば、黒髪にすることをおすすめします。髪色に悩むのであればまずは黒髪にして、自分の内面的な魅力やスキルを考える時間に多くの時間を使ってみましょう。
インターンシップ中の髪型のポイント
最後は、インターンシップ中の髪型のポイントを男女別にご紹介します。インターンシップ中は、髪色と同じくらい髪型も大切です。「清潔感」を感じてもらえる髪型を心がけましょう。
パーマは避けた方が無難
パーマは女性も男性も避けた方がいいでしょう。黒髪にしていても、パーマだと相手にカジュアルな印象を与えます。人事担当者のアンケートによると、ストレートヘアの女性の方がパーマをかけている女性よりも仕事ができそうという印象を持っていることが分かっています。
また、メラビアンの法則によると、第一印象のうち約55%は視覚情報からと言われています。逆に、言語情報は7%と言われています。つまり、どんなに発言がしっかりしていても、第一印象であなたの発言を聞き入れるかどうかについては、半分の要素は決まってしまっているということです。インターンシップという短い期間の中で、信頼関係を築くには、パーマをかけてカジュアルな人と思われるか、ストレートヘアできちんとした人と思われるかは大きな違いとなってくるでしょう。
参考
【新入社員の髪型に関する意識と実態調査】人事担当者の半数以上が新入社員の髪型について気にしている?仕事ができそうな印象を与えるにはパーマをかけないことがカギ!|PRTIMES
清潔感が大切
髪型を考えるときにポイントとなるのは「清潔感」です。女性であれば、セミロングで髪が肩にかかる程度がいいと言われています。髪が長い場合は、束ねて清潔感を演出しましょう。髪を束ねるときは、黒か茶色の落ち着いた色のゴムやピンを使いましょう。また、前髪は、目にかからないように意識しましょう。
男性であれば、前髪が目にかからない程度の長さで、後ろ髪はワイシャツの襟にかからない程度の長さを意識しましょう。サイドは、耳がくっきり見えると清潔感があります。また、ツーブロックやマシューヘアは、社風に合わせて良くないのであれば避けるべきです。若い世代では清潔感のある髪型として捉えられている場合でも、世代が変われば受け取られ方も変わります。
なお、ワックスやジェルで髪の毛を過度に固めてくるのもおすすめできません。セットしていると、どうしても髪型が気になりますし、インターンシップ中に髪型を気にしているそぶりを見られるのはマイナス評価へとつながります。
清潔感があることは、シンプルであることと似たような意味を表していきます。どうするか迷ったら、「シンプルなのはどちらだろうか?」という視点で考えることをおすすめします。
まとめ
インターンシップでの髪色は、男女ともに黒髪が無難です。ただ、業界や会社によっては、特色があります。採用担当者からすると、これまでインターンの人物がどのような髪色をしていたかは知りません。自分を中心に考えると、「インターンシップ前に黒髪に染め直す」となりますが、採用担当者視点で考えると、「インターンシップ前に茶髪にしてきた」と捉えることもできます。大切なのは、採用担当者から見て「今の髪色はどうなのだろうか?」と自問自答するとです。髪を染めていることが、自分をPRする材料にならないのであれば、黒髪で参加することをおすすめします。
参考
インターンシップに関する調査 インターンシップに関する調査 |キャリタス就活2020
1dayインターンや就活で茶髪はあり?黒染めした方がよいの?パーマや髪色など就職活動の身だしなみを解説!|PASONA
インターンに参加する際の髪色とは|茶髪レベルから黒への染め方を紹介|就活の未来
インターンには黒染めしていくべき?髪色はどこまでOK?|ゼロワンインターン
インターン参加時の髪色は茶髪でもOK?気になる就活中の髪色を解説|en-courge
インターンに参加する際の髪型で気をつけたいポイント【体験談あり】|Infra
【男女別】インターンに参加するときの髪色は基本黒!例外も含めて徹底解説|Job Q