インターンシップの志望動機の考え方と構成、2つの例文をご紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

志望動機の構成はPREP法を使う

志望動機の内容が決まったら、構成を考える必要があります。構成をするときにおすすめなのは、PREP法です。PREP法は、伝えたい内容を、短い時間でわかりやすく伝える方法の一つで、プレゼンテーションやWeb記事に使われることが多くあります。PREPの意味は下記の通りです。

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論)

結論を最初と最後に書くことで、一番伝えたい内容を相手の印象に残すというメリットがあります。また、結論の間に「理由」と「具体例」を書くことで、結論が根拠で支えられたものとなります。

①結論から書く

まず、「貴社を志望したのは、〇〇だからです」と一文で結論を伝えましょう。そうすることで、読み手は、知りたい情報をすぐ手に入れることができます。結論が最後まで書かれていないと、全部の文章を読まなければならず、読み手にとっては負担になるでしょう。

また、会社で働くようになっても、「結論から伝える」ことは、効率的に仕事を進めるためには大切なことです。「将来一緒に働く」という視点からも、ビジネスにおける基本的な考え方が身についているという印象を与えることができます。

②結論に至った理由を書く

次は、結論に至った理由を書きましょう。具体的に志望している企業の商品やサービスを利用して感じたことや、共感した企業の理念などを挙げていくのがいいでしょう。

至った結論には、必ず理由があります。理由が明確でないままだと、結論もぼんやりとしたものになってしまい、担当者の印象に残すことができません。

③具体的な活動・経験を書く

続けて、理由にひもづいた活動や経験など、具体的なエピソードを書きましょう。自分史を作成する中で、大学で専門的に学んでいることやサークル活動、ボランティアの経験などに焦点を当てて考えてみましょう。具体的なエピソードは、一番その人の「人柄」が出る部分です。

インパクトのある内容でなくても、自分が体験したことやそのときに考えたことを素直に書くことをおすすめします。そうすることで、採用担当者に人柄を知ってもらうことができます。

④最後に結論を書いてアピールする

最後に、結論を改めて書いてアピールをしましょう。結論を最後にもう一度話すことで、志望動機を明確に伝えることができます。

PREP法は、伝えたい内容を言い切ります。そのため、迷いがあったり、相手に依存している状態では作成することができません。最初と最後の結論の部分で「自分が参加したい理由は〇〇です」と言い切れないようなら、インターンシップに参加する理由をもう一度考えてみるべきでしょう。

あるいは、迷いはあっても今考えていることを「仮の結論」として、自信を持って言い切ることが大切です。言い切ることで、発言への責任感が生まれ、反応を真摯に受け止めて改善していくことができます。逆にいつまでも言い切ることなく、周りの反応をうかがっている限りは、自分の考えは明確になっていかないでしょう。

インターンシップの2つの例文

続けて、インターンシップの志望動機の例文を2つご紹介します。ご自分の志望動機を考えるときの参考にしてください。

旅行業界志望動機

旅行には、人の価値観を変える力があると感じて志望いたしました。私は、学生時代に日本を縦断し、世界40ヶ国を旅しました。そのときに感じたのは、自分が知らない世界は無限に広がっているということです。

中国を旅したときに、財布をなくして途方に暮れている自分に、言葉も分からない現地の男性が声をかけてくれ、自宅に招いてもらい食事をごちそうしてもらったり、見ず知らずの私にお金を貸してくれたりした経験があります。勝手に中国に対する偏見を持っていた私は、この旅行を通して「ハッ」とさせられました。

このような経験から、旅行には人の価値観を変える力があると信じております。また、貴社がビジョンに掲げている「〇〇」という内容に心から共感しております。

コンサル志望動機

私は、コンサルティングによって経済を活性化させ、社会に貢献したいと考え、コンサル業界を志望しています。学生時代に行っていた家庭教師のアルバイト経験から、目標に向かっていく人をサポートすることや、目標への道のりを伴走することに魅力を感じるようになりました。

それと同時に、経済的に恵まれないことで生活が苦しい家庭を目にすることも多くありました。お金が全てではありませんが、経済活動を活発にすることで、豊かに暮らせる人が増えると考えております。

コンサルティングを通して、経済的に豊かになる人を増やし、社会に貢献できればと思っています。

まとめ

インターンシップの志望動機は、「参加目的」「企業研究」「インターンシップを通してなりたいイメージ」を明確にすることが大切です。この3点が明確になったら、PREP法の考え方で構成を考え、簡潔に分かりやすく志望動機を伝えましょう。特に、具体的なエピソードは最も分かりやすく人柄を伝えられる部分です。素直な気持ちで、感じたことや考えていることを書くことをおすすめします。

参考

就職白書2019|就職みらい研究所,P15

インターンシップに関する調査 インターンシップに関する調査 |キャリタス就活2020

【完全版】インターンシップに受かる志望動機の書き方と例文!書き出し・文字数のポイントを例文付きで解説!|PASONA

【例文つき】インターンシップの参加理由はどう考える?選考を突破する志望動機の考え方|dodaキャンパス

【例文付き】インターンシップに受かる!志望動機書き方の極意|en-courage

インターンの志望動機の書き方を徹底解説【例文あり】|ゼロワンインターン

【インターンシップの志望動機例文】知っておきたい書き方のポイント|就活の未来

【内定者が教える】自己分析の「自分史」とは? オススメの作り方,使い方も解説!|就活の教科書

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この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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