履歴書を郵送する際のポイント
履歴書を郵送する際は、ポストに投函する、または、郵便局の窓口へ持参して差し出す方法があります。履歴書は大事な書類ですので、郵送する場合は必ず窓口へ持参して差し出した方がいいでしょう。また、速達ならではのルールもあるため、注意が必要です。それぞれ詳しくご紹介します。
手続きは窓口で
もし企業に速達で履歴書を送付する場合は、郵便ポストに投函するのではなく、郵便局の窓口で差し出すようにしましょう。ポストに直接投函した場合、万が一郵送物の重量がオーバーしていた場合は切手不足として差出人に返送されます。この場合は履歴書が期限までに届かない可能性があるため、速達で出す意味がなくなってしまいます。自宅で重量や切手代を確認していたとしても、確実に郵送するためには窓口で手続きをする方がいいでしょう。
郵便局の窓口は郵便ポストと比べても集荷回数が多いため、期限が迫っている場合は特に窓口で出すメリットが大きいでしょう。窓口の受付時間をあらかじめ確認し、速達の手続きを行うようにしましょう。
封筒の表に「速達」と書く
速達と普通郵便は配達時間に差があることは前述したとおりですが、速達で送る場合は封筒の表に「速達」と書きましょう。「速達」の文字は黒ではなく赤で書く必要があり、宛先から少し離した場所に記載します。「速達」のスタンプなどもありますが、手書きでも問題ありません。また、より確実に送るためには縦長の郵便物の場合は右上部に、横長の郵便物なら右側部に赤い線を表示します。赤い線が引いてあることは速達の印となるため、「速達」の文字と赤線を両方書いておくようにしましょう。
書留郵便と特定記録郵便について
期限に間に合わないときは速達を利用すると便利ですが、期限に余裕があり、普通郵便よりも確実な方法で送りたいという場合は、書留郵便や特定記録郵便を利用するのがおすすめです。
書留郵便とは、郵便物を確実に届けるために特別な取り扱いをする郵便です。郵便物の引き受けから配達までの過程を記録し、万が一郵便物が届かなかった場合は賠償してもらえます。書留で送ることで確実に履歴書が企業に届いたか確認することができる一方で、企業側で受取員が必要となるため、相手に手間をかけてしまうというデメリットもあります。
また、「特定記録郵便」であれば、受取印なしで企業に届いたかどうかを確認することができます。特定記録の料金は基本料金にプラス160円、簡易書留で定形外郵便を送付する場合は1通あたり約440円となります。いずれの場合もポストへの投函はできないため、郵便局の窓口で差し出しましょう。
参考
特定記録|日本郵便
料金計算結果(手紙)|日本郵便
レターパックで出してもいいの?
レターパックとは、日本郵便によって用意された専用の封筒を使って送ることができるサービスで、追跡機能から郵便物の配達状況をチェックできるというメリットがあります。通常の封筒よりも頑丈な封筒になっており、簡単に折り曲がる心配がなく、履歴書をきれいな状態で送ることができます。折りジワや汚れは印象が悪くなる可能性もあるため、安全で厳重に梱包できるレターパックを検討する方も多いでしょう。
レターパックのデメリットとしては、料金が高いという点です。日本全国一律370円または520円となっているため、応募企業数が多い場合などは不向きといえるでしょう。もし利用する場合は確実に届けたい企業だけに限定し、そのほかの企業は普通郵便を利用した方がいいかもしれません。
参考
レターパック|日本郵便
履歴書の郵送は期限に余裕を持って送ろう
履歴書を送付する際に、速達を検討する方も多いかもしれません。速達は期限が迫っている場合などに利用することで、期限内に履歴書を送り届けることができます。しかし、履歴書を郵送する場合は期限に余裕を持って送ることが大切です。確実に履歴書が届いたかどうか確認したい方は、特定記録郵便を利用することでコストをおさえられます。もし速達で送る場合は、窓口で手続きを行い、履歴書が確実に送られることを確認するようにしましょう。
参考
「履歴書在中」記載は必須?|履歴書を郵送するときの封筒の書き方|【エン転職】
履歴書を速達で送ってもいい?|速達の注意点-就活マナーを学ぶならMayonez
【履歴書は速達で送ってもよいのか】担当者への印象と封筒の書き方|就活の未来
【履歴書はレターパックで出してもOK?】郵送時の基本マナー|就活の未来
履歴書は速達で送っても大丈夫?|ハタラクティブ